「在宅ワークスタイル・パパラッチ」とは……少数精鋭のPR会社「スタジオ ファブワーク」にて、国内外の多くのブランドを担当する高村 潤さん。現在は週の半分が在宅勤務だ。
「メールでのやり取りや電話での諸連絡、オンラインでの打ち合わせなど、結局、家でやることは多い」。という高村さんの在宅ワークスタイルは、「全身黒」というのが興味深い。
黒は絶対条件、ネックにも注意すれば満点!
「もちろん在宅ワークなので、ストレスのないスタイルを楽しんでいます。でも、服装がルーズだと仕事をする気になれないんですよ(笑)。なので、できるだけ全身黒を基本に、シックな着こなしを心がけて気持ちは引き締めています。朝、黒いウェアに着替えるのが仕事を始めるルーティンです」。
ラクな着心地とゆったりサイズを選びつつ、色は黒で統一するのが高村さんの在宅スタイル。確かに、リラックス感がありつつも過度に脱力して見えないのは“全身黒”ならでは。
さらに高村さんが、在宅ワークスタイルで意識しているのが、襟周り。
「家にいるからといって常にクルーネックのカットソーでいると、取引先とのオンラインミーティングがあるときは、ちょっと気が引けるんですよ」。
それで行き着いたのが、クルータイプよりも上品に見えるモックネック。こちらも黒だと、よりシックな印象になるため「オンライン向きです」。
ついつい在宅ワークだと、ラクであることを優先してしまいがち。高村さんは、黒をベースにすることで、仕事モードを維持しているというのは参考になる。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、在宅ワークは引き続き推奨されている。服選びに疲れてきたら、モノトーンで通すのは大いにアリだ。
「在宅ワークスタイル・パパラッチ」とは……在宅勤務にスーツは不要。だけど、ずっと部屋着ってワケにもいかない。程よくキマっていて、程よくリラックスしている、そんな仕事着で働く業界人をパパラッチ。
上に戻る 長谷川茂雄=取材・文