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2020.05.28

ファッション

在宅ワーク服は「見栄えはキチっと着心地ユルっと」な黒でうまくいく

「在宅ワークスタイル・パパラッチ」とは……
少数精鋭のPR会社「スタジオ ファブワーク」にて、国内外の多くのブランドを担当する高村 潤さん。現在は週の半分が在宅勤務だ。
「メールでのやり取りや電話での諸連絡、オンラインでの打ち合わせなど、結局、家でやることは多い」。という高村さんの在宅ワークスタイルは、「全身黒」というのが興味深い。
そんな高村さんのリモート・ワークスタイルは、「全身黒」というのが興味深い。
高村 潤さん●大手セレクトショップを経て、PR会社スタジオ ファブワークに参加。現在はワンオペ方式で誰かひとりが出社するという勤務状況が続いている。

黒は絶対条件、ネックにも注意すれば満点!

「もちろん在宅ワークなので、ストレスのないスタイルを楽しんでいます。でも、服装がルーズだと仕事をする気になれないんですよ(笑)。なので、できるだけ全身黒を基本に、シックな着こなしを心がけて気持ちは引き締めています。朝、黒いウェアに着替えるのが仕事を始めるルーティンです」。
ラクな着心地とゆったりサイズを選びつつ、色は黒で統一するのが高村さんの在宅スタイル。
「全身黒なら、リラックス感のあるサイジングでも仕事モードになりますし、とっさの外出でもサマになります」。カットソー1万1000円/ユハ、靴4万2000円/ブローム(ともにスタジオ ファブワーク 03-6438-9575)
ラクな着心地とゆったりサイズを選びつつ、色は黒で統一するのが高村さんの在宅スタイル。確かに、リラックス感がありつつも過度に脱力して見えないのは“全身黒”ならでは。
[左]ドロップショルダーでゆったりと着られるカットソーは、モックネックがポイント。ボディは肉厚でありながら、ストレッチ性の高いリップル素材。[中]シープスエードのスリッポン。ちょっとした外出に重宝しているというお気に入り。「チカーノをイメージさせる刺繍が効いてます」。[右]コットンツイルのワイドパンツは、パリの古着屋でたまたま見つけたもの。
さらに高村さんが、在宅ワークスタイルで意識しているのが、襟周り。
「家にいるからといって常にクルーネックのカットソーでいると、取引先とのオンラインミーティングがあるときは、ちょっと気が引けるんですよ」。
それで行き着いたのが、クルータイプよりも上品に見えるモックネック。こちらも黒だと、よりシックな印象になるため「オンライン向きです」。

ついつい在宅ワークだと、ラクであることを優先してしまいがち。高村さんは、黒をベースにすることで、仕事モードを維持しているというのは参考になる。
緊急事態宣言が解除されたとはいえ、在宅ワークは引き続き推奨されている。服選びに疲れてきたら、モノトーンで通すのは大いにアリだ。
 
「在宅ワークスタイル・パパラッチ」とは……
在宅勤務にスーツは不要。だけど、ずっと部屋着ってワケにもいかない。程よくキマっていて、程よくリラックスしている、そんな仕事着で働く業界人をパパラッチ。
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長谷川茂雄=取材・文


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