絶対的安心感、雨の日に確信できる

エーグルは、雨の日に強い。その理由は出自にある。創業者が今に連なる天然ゴムのラバーブーツ作りの礎となる工場を設立したのが、19世紀半ばのフランス・ロワール地方だ。地元の優れた職人によって作られたブーツは、その品質の高さから当時のファーマーやカントリーサイドの人々に支持されたという。ブランドが大きくなった今も、ブーツはフランスにてハンドメイドされている。長い歴史に裏打ちされた信頼性は、とかく物選びにうるさい男心に刺さるものだ。
手作りならではの素朴な魅力は、都会の生活に馴染みにくいようにも思われがちだが、さにあらず。定番のブーツにおいては、装飾の少なさがそのままシンプルな機能美として映え、現代でも雨の日のファッショナブルな足元に欠かせない存在となってくれるのだ。
そして長い歴史を誇るブランドは、伝統を重んじる一方で、そこに固執しすぎない点にも強さを見せる。黎明期からブーツ作りのみにこだわらず、トレンチコートなどのシティユースなアパレルやスポーツやレジャー向けシューズなど、ライフスタイルの変化に則して発展。“過去”を大切にしながらも、その実績を次に活かす姿勢こそ、ブランドの進歩につながっているということだ。
今もアウトドアユースに向けたプロダクトの枠を超え、高い機能性が都会でも生きる、いわば「シティスペック」とでも呼ぶべきアイテムも充実。雨の日も晴れの日も、自然でも都会でも、全方位から日常を支える存在となっているのだ。