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2軸で歩く癖をつける時短エクササイズ

格好よく歩く、というのは見た目が良いだけではなく、体にも良いと新田さんは言う。そこで今回は、外出する機会がめっきり少なくなった昨今にピッタリな、格好いい歩き方を体得するためのエクササイズを紹介する。
まず、カカトウォークだ。つま先を必ず進行方向に向けることを意識してカカトで歩くことだけでいい。これは前述の2軸で歩く癖をつけやすいうえに、股関節から脚を動かすことで、自然と姿勢をまっすぐにしたまま歩けるようになる。
【カカトウォーク】
時短ケア
時短ケア
背すじを伸ばし、膝を曲げずにカカトをついてつま先を浮かした状態のまま30歩ほど進む。
次にピラー・ドッジウォーク。足を内側に向けて、つま先をちょこんと地面に着け、その後カカトから着地する、という具合に2段階で進んでいく歩行エクササイズだ。
「ピラー・ドッジウォークは、脚で地面を正しく蹴ることを体に覚え込ませるのに最適。格好良く歩けるようになるのはもちろん、力強く前に進めるようになるから自然と歩くスピードも上がると思います」。
【ピラー・ドッジウォーク】
時短ケア
股関節から足を内側向け、つま先(拇指球側)から斜めに足を軽く着く。
時短ケア
その流れで、つま先を進行方向にまっすぐ向けて着地。2段階で前に進むイメージだ。
時短ケア
逆側も同様に脚を動かす。
時短ケア
リズム良く30歩ほど進む。
「このふたつのエクササイズにプラスして、前回前々回に紹介した中臀筋のストレッチやマッサージを組み合わせると、自然と姿勢良くストライドの大きな格好いいフォームで歩けるようになります」。
1回30歩程度、1~2分程度で完了する時短エクササイズで、知らず知らずのうちに硬くなった筋肉に効率良く刺激を入れてあげよう。
「時短ケアのススメ」
トップアスリートだってしきりに言っている。「長く現役生活を続けるためには練習と同じくらい体のケアが必要だ」って。毎日せっせと働き、休日は家族サービスに勤しむ40代男性諸君、無理は良くない。まだまだ先は長いのだ。「最近、体のあちこちが痛い」「疲れがちっとも抜けねえ」などと、さまざまな体の不調を感じているなら、ここはひとつ、時短でサクッと体を整えてあげてほしい。上に戻る
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【取材協力】
ハイアルチ 吉祥寺スタジオ
住所:東京都武蔵野市吉祥寺東町1-17-18
電話番号:0422-22-7885
営業:10:00~22:00(平日)、10:00~19:00(土・日・祝)
http://high-alti.jp/
空間をまるごと低酸素状態にしたスタジオで行う「ハイアルチテュード(高地)トレーニング」を、気軽かつ、リーズナブルに体験できる日本初のハイアルチテュード専門スタジオ。専門トレーナー指導のもとでのトレーニングなので、安全に効率よく鍛えられる。都内では、吉祥寺のほかに、三軒茶屋、代々木上原にスタジオを構える。
 
楠田圭子=取材・文 渡邊明音=写真


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