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2020.05.08

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豪華アーティストのレア楽曲付き! 新型コロナに立ち向かうライブハウス支援プロジェクト

いつ終わるともしれない新型コロナウイルス感染症の緊急事態。社会全体にさまざまな影響を及ぼしている中で、エンターテインメントの世界も苦境に立たされている。
特に生き残りに予断を許さない状況なのが、音楽シーンの原点でもあるライブハウス。このままライブイベントを開催できない状態が続けば、閉業に追い込まれてしまう。
この現状を打破すべく、アーティストたちがライブハウスを支援するプロジェクト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」を立ち上げた。
ポスター
発起人となったのは、日本を代表するインストゥルメンタルバンド「toe」。ベースの山根敏史さんは、音楽活動のかたわら、ファッションブランド「F/CE.」のデザイナーも手掛けており、かつてOCEANS WEBにも登場いただいたことがある。
写真
全国200以上のライブハウスと連携したこのプロジェクトは、特設サイト上で好きなライブハウスを選んで支援金を支払うことで、ミュージシャン約70組が提供した楽曲データをダウンロードできるというもの。音楽データが入ったクラウドストレージへのアクセス権を「ダウンロード購入」するという形式だ。
価格は、500円、1000円、2000円、5000円と1万円の5種類があり、自分が支援したい金額を選んで購入できる。どの金額を選んでも、ダウンロードできる楽曲に変わりはない。
仕組み図
このプロジェクトを盛り上げるために集まったミュージシャンの顔ぶれがまた超豪華。東京事変、ナンバーガール、チャラ、スチャダラパー、ブラフマン、ヘヴン・イン・ハー・アームズなど、ジャンルの垣根を越えて、ライブシーンの先頭を行く一流アーティストが名を連ねる。すべて無償で提供されたという楽曲の多くは、未発表曲や新曲のデモ、ライブバージョンなど。“緊急プロジェクト”であるがゆえのラインナップで、それが逆にファンの心をくすぐりまくる。
ちなみに支援の件数は、スタートから4日で2万件を突破している。現在進行形の音楽好きならもちろんのこと、たとえ今は音楽の最前線からは離れていたとしても、自分がかつて通ったハコが閉業してしまうのはどこか寂しいはず。バンドに青春を捧げた男たちよ、世話になった覚えがあるならばぜひ支援の手を。
[関連リンク]
「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」特設サイト
http://savelivehouse.com/
中山秀明=文


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