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仕事と子育てを両立するコツ

仕事と子育てを両立するためには、まず会社の上司や同僚から理解を得られるように求めることが大事です。会社が理解をしていただけることがいちばんのサポートになるのではないでしょうか? 例え会社の上司や同僚が理解してくれても、後ろめたい気持ちや、ほかの社員から後ろ指刺されてしまうことが気がかりかもしれませんが、子供を育てる責任もあるので、そんなことは気にしていられません。
また、子供がまだ幼い場合、乳児の場合は育児休暇の取得をし子育てに時間を費やしましょう。育児休暇は条件により最長2年まで貯めておくことが可能です。
それ以降の3歳未満は時短勤務を活用し上手く仕事と子育てのバランスを図ることもできます。時短勤務は、「改正育児介護休業法」で決められた勤務形態で、子供が3歳になるまで1日6時間の短時間勤務をセレクトすることができるシステムのことをいいます。
企業によっては、収入が保証されていないため、勤務時間が減ったぶん、給与も減額される可能性が高いですが、この制度を使うことで、最低限の収入と子育ての時間を確保することはできます。
どうしても会社の理解が得られない場合は、理解ある会社へと転職するといった選択肢も持っておくことが必要です。年収が落ちるかもしれない、1から仕事を覚えないといけないといった、不安材料は考えれば考えるほどに出てきますが、子供のことを考え熟慮する必要があります。
しかし、やはり仕事の環境を変えるのは厳しいという人は、周りに協力を得ることも大切です。子供の学校行事や地域のコミュニティに率先して参加したり、臨機応変に家事代行サービスを頼ったりして、可能な限り大勢の人に助けてもらう機会を手に入れられれば、頑張りすぎて精神的に疲れてしまうこともなく、仕事と子育てのバランスも取れるようになるでしょう。
責任感が強いことは素晴らしいですが、子供のためにフレキシブルに考慮することが、親子がいつまでも楽しく過ごすためのキーポイントになります。
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「シングルオトーチャンの生活白書」
今やシングルファザーの存在は珍しくない。しかし、シングルファザーはどのような生活を送っているのか、父子家庭の悩みなど、その実態を知る人はまだまだ少ないはず。そこで本連載では、リアルシングルファザーであるてっちゃんさんの子育て生活を覗いてみることに。彼の苦労や悩みを通して、自分の子育てや親子関係を改めて考えるきっかけにもなるはず。 上に戻る
シングルファザーてっちゃん=文
30代後半、大阪府在住の9歳の息子を育てるシングルファザー(歴1年半)。チャイルドカウンセラー・家事療法カウンセラーの資格保持。「シングルファザーでも子育ては十分にできる。愛情を注げばシングルファザーであっても子供はちゃんと育ってくれる。息子に寂しい思いをさせず、やりたいこともさせてあげて、不満なく、子供の無限の可能性の選択肢を広げてあげること。そして何より、笑いが絶えず、色んなことを楽しく、そして色んなことにチャレンジして乗り越えていく」をモットーに息子と生活を送る。父子家庭や子育てに関しての悩み解決ブログ「シングルファザーてっちゃんの子育てお悩み解決」を運営。


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