小物選びも、強く格好良くをモットーに
小物類は黒で統一させている。ソックスはドライマックスで、「100miles100times(100マイル走を100回完走)」を掲げるトレイルランナー、井原知一選手のシグネチャーモデル。サングランスはトレラン界隈で人気のアンサー4で、イヤフォンはオープンイヤーで使える骨伝導タイプのアフターショックスだ。そして、トレイルランナーや長距離ランナーなら必需品と言えるのがGPS機能を備えたスポーツウォッチはスント。
「最近スントの『スント5』を手に入れました。今どれくらいのスピードが出ていて、どの位置にいるかを知れるのがいい。先日走った100kmマラソンでも重宝しました。スマートフォンでも計測できますが、毎回スマートフォンを取り出すよりも当然ながら便利ですよね」。
ちなみにその100kmマラソンでは、ひとつの勲章とされるサブ10(10時間切り)を見事に達成している。
ランナーとして一段上のレベルを目指すため、リカバリーも意識するようになった。魚肉由来のBCAAが素早く吸収できる「サカナのちからA for アスリート」を摂るようになってからは疲れにくくなったという。
「レース前やレース中はもちろん、普段のランニング前や、仕事で疲れたときにも飲むようにしています。かまぼこで有名な鈴廣が作っているんですよ」。
チョリパンという日本ではまだ珍しい料理を、信念をもって広めている中尾さん。飲食店を開業するにあたりチョリパンを選んだそのセンスは、ランナーとしてのギア選びにも存分に発揮されている。
中尾さんが主宰するランニングチームの活動が気になったら、ギア談義でもしにお店を訪れてみてほしい。きっと刺激的な発見があるはずだ。もちろん、チョリパンも絶品だから。
「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 連載「Running Up-Date」一覧へRUNNER’S FILE 10 氏名:中尾真也 年齢:38歳(1981年生まれ) 仕事:チョリパン専門店「ミ・チョリパン」オーナー 走る頻度:ほぼ毎晩、1~1.5時間ほど 記録:砂漠マラソン完走 |
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真