OCEANS

SHARE

田舎暮らしの三大問題は、お金・医療・人間関係

隣のオッサンは青いか?
Q.(移住してみたいと答えた人に)移住にあたって不安に思うことを具体的に教えてください。
・「安定した仕事に就けるか」(45歳・会社員)
・「知り合いがいない」(45歳・公務員)
・「町の独自のルール」(46歳・会社員)
・「医療機関の有無と移動手段」(43歳・会社員)
・「食糧の調達。多少の不便は理解していても、どの程度なのか。また地域の物価も気になる」(46歳・公務員)
・「娯楽が少ないのでショッピングモールに入り浸りになりそう」(44歳・自営業)
これから「移住してみたい」と考えている人が不安に思うことも同様である。特に多いのは仕事に関すること。「安定した仕事に就けるか」「収入が減らないか」など、移住後も安定して暮らしていくための“お金”をどうするか、不安に感じるのは当然だろう。
となると、「食糧の調達。多少の不便は理解していても、どの程度なのか。また地域の物価も気になる」(46歳・公務員)という回答にあるような、地域ごとの物価なども気になるところだ。
また、「医療機関の有無と移動手段」(43歳・会社員)も移住を前に検討すべき事項だろう。持病がある人、あるいはその家族であれば、かかりつけの病院までのアクセスなどは大切な問題。万が一に備え、その地域の医療面の充実度はしっかり確認しておきたい。
そして、もうひとつ大切なのが“人間関係”だ。移住した地域独自のルールや慣習に戸惑うこともあるだろうし、何より困ったときに相談できる「知り合いがいない」可能性もある。気軽に話せる相手や遊び相手が近くにいないこと。都市部に比べて娯楽の選択肢が少ないことを頭に入れておきたい。
「娯楽が少ないのでショッピングモールに入り浸りになりそう」では、せっかく移住したのに元も子もない。例えば「できるだけ自給自足で生活する」といった、田舎暮らしだからこそできる目的を持っていた方が良いのかもしれない。


3/3

次の記事を読み込んでいます。