新型コロナウイルス感染症によって、我々の生活は大きな見直しを迫られている。そう遠くないうちに、予断を許さない危機的状況は収まるかもしれないが、ウイルスの脅威が完全に終息し、感染のリスクが限りなく低くなるのは当分先だろう。
“三密”を避ける意味でも、公共交通機関に頼らない移動手段の確保は、これから必要になってくるはず。そこで注目したいのが、電動キックボード。今回紹介するのは、そのなかでも優れた性能を誇る一台だ。
ドイツ発・世界30都市で展開しているシェア電動キックボードサービス「WIND(ウィンド)」が発表した最新機種「ウィンド3.0」。昨年の東京モーターショーで試乗が行われ、大きな話題となった次世代型キックボードである。
設計からデザインに至るまで、公道での利用を前提に自社開発されたとのことで、デイリーユースに適した、高い耐久性と防水・防塵性(IP67)を備えている。一般的なキックボードよりも大きい10インチのタイヤを採用し、サスペンションも完備しているため、安定性も抜群。最高時速は18km/hとけっこう速いが、路面からの振動が伝わりにくく、乗り心地は快適そのものだ。
優れたスタミナも見逃せない。1回のフル充電で、およそ60kmもの長距離を走行できる。ちょっとした移動なら、充電切れの心配はほとんどない。
電動なので地球にもやさしく、収納時のスペースもとらない。特に都会の交通事情にフィットした電動キックボード。安心して外出できる日が来たら、こんな新しい移動手段を通勤や遊びに採り入れてみては?
[問い合わせ]ウィンドモビリティ・ジャパン005-3132-0031https://jp.wind.co/中山秀明=文