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③にわか英会話でファックとか言ってるとどうなるか?
「井上ジョーJAPAN」

井上ジョーは見た目も喋りも日本人そのものだが、実は生まれも育ちもアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスの日系アメリカ人。本業はミュージシャンで、彼の代表曲は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のオープニングテーマにもなった『CLOSER』。
YouTubeでは音楽に関する投稿はもちろん、得意の語学を活かし、多言語の学習方法や最新のアメリカンカルチャー、日本と外国の文化比較、世界の時事問題解説など、非常に多彩な情報をウィットに富んだボキャブラリーで届けている。
例えば、“にわか英語の悪い言葉がどれくらいダサく聞こえるのか”を日本語に置き換えて説明した動画「エセ英語でイキってる奴のダサさをわかりやすく表現」は秀逸。背伸びしてスラングを多用したがる日本人の滑稽さを面白おかしく風刺しており、見ているこっちまで小っ恥ずかしくなる。誰もが照れ笑いしてしまうこと必至だ。
 

④若手ビジネスマンたち大注目
「サラタメさん」

若手ビジネスパーソンを中心に、急速に支持を拡大しているサラタメさん。その名のとおり、コンテンツはサラリーマンのタメになる書籍解説や転職情報、時事ニュースの読み解き方などがメインで、その高いの読解力やプレゼン力、言語化能力には脱帽せざるを得ない。
書籍解説は特に人気で、旬のビジネス書籍などに詰まった有益情報を2〜3項目に絞って、毎回10分程度で解説。「PREP法」を用いた簡潔な構成と視覚効果の高いアニメーションを用いながら、独自の考察や実践方法などについても的確にアドバイスするという辣腕ぶりだ。
なかでも、自身のモットーにもしている「エッセンシャル思考」に関する動画は傑作。エネルギーを分散させず、好きなことに集中して取り組む。それを可能にするための思考法について、本を紹介しつつ、自身の考えも踏まえて説明した全4部の力作。仕事で課題を抱えている人は、一度覗いてみては?
3/3

⑤個人的な趣味に絶えない共感の声
「ヒロシちゃんねる」

言わずと知れたお笑いタレントのヒロシ。彼がキャンプ動画をアップしているYouTubeチャンネルがバズっているのは有名だが、まさに“好き”を発信して注目を集めた成功例である。チャンネル登録者数も約67万人という超人気チャンネルだ。
動画の特徴は、ただただキャンプ風景を流すというシンプルなスタイル。効果音やキャプションなどもほとんど使わず、自然の風景や音、彼の生活音のみが心地良く響く。炎が揺らめく焚き火シーンなどは、まるでその場で一緒にキャンプしている錯覚さえ覚える。
ソロキャンプスタイルも魅力的だ。仲間たちと結成したサークル「焚き火会」でキャンプするときでさえ、各々ソロのスタイルは崩さない。各自が好きな時間に集まっては帰っていく。テントも焚き火も別々だが、ご飯をシェアしたり、酒を酌み交わして談笑したりするなど、程よい距離感が見ていて気持ち良く、妙にカッコいいのだ。

テレビには映らない、魅力的なYouTubeチャンネルの数々。日々の楽しみを増やすためにも、さっそくお気に入りを探してみよう。
 
インドアライフ充実術
何かと外出が厳しい時季だけど、見方を変えればピンチもチャンス。自宅でアクティブな休日を楽しむ、インドアライフのジュージツジュツをデンジュ。上に戻る
原嶋鉄人=文

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