自然に囲まれた生活環境は子育て世代にも魅力的
Q.(移住してみたいと答えた人に)移住したい理由を具体的に教えてください。
・「自然に囲まれて生活してみたいので」(40歳・会社員)
・「子供がずっと都会暮らしとなってしまい、自然に触れる機会が少ないのと少し不便な生活を経験しておいてほしいから」(45歳・会社員)
・「自給自足に大変興味がある」(48歳・公務員)
・「都会の慌ただしさから離れたい」(43歳・会社員)
・「環境が良く、休みの日が楽しみになるから」(43歳・会社員)
・「人混みが嫌い」(46歳・会社員)
・「田舎出身なので、いずれ田舎で生活したい」(43歳・会社員)
次に、まだ移住していないものの、いつかしてみたい移住積極派の意見を見てみよう。ここでもやはり筆頭に上がるのは「自然に囲まれた環境で暮らしたい」という類の回答。
「都会の慌ただしさから離れたい」、「人混みが嫌い」など、都市部の生活に辟易している人も非常に多く、そういう人たちが、自然、すなわち癒しを求めて田舎暮らしを真剣に考えている実情があるようだ。
また、「子供がずっと都会暮らしとなってしまい、自然に触れる機会が少ないのと少し不便な生活を経験しておいてほしいから」というように、子育て世代にとって、自然が多くて交通量も少ない田舎は魅力的な住環境、なのかもしれない。
ちなみに、「移住してみたい」と答えた人たちが「最も移住してみたい場所・地域」ってどこなのだろう? 票が多かった順に、まず沖縄方面(離島含む)、次いで北海道、さらに長野(軽井沢、安曇野など)、伊豆、宮崎などと続く。
「リゾートや行楽地ばっかりじゃん」と思うかもしれないが、決して特定のエリアに集中しているわけではなく、「40代の憧れの移住先はココ!」などと言い切れるまでには至らない。それぞれのパーソナリティに沿って、全国各地まんべんなく、という印象だ。
「田舎出身なので、いずれ田舎で生活したい」という回答もあるように、それぞれが育った故郷へ戻り、そこで家族とともに新たなライフスタイルを築いていきたいと考える人も少なくないのだ。現実的だがとても自然な考え方だし、移住への本気度も垣間見える。
次回は、田舎暮らし消極派の意見を中心に、移住するなら心に留めておきたいさまざまな問題を紹介する。
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