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結婚前後のギャップはお互いにある。その原因は?

今回のアンケートで多かったのは「結婚前は優しかったのに、今は優しくない」「私の話を聞いてくれなくなった」「家事をまったく分担してくれなくなった」などの不満。
この問題について、逆に男性に話を聞くと「妻のほうも、家で俺を邪魔もの扱いする」「ぜんぜん大事にしてくれない」「家事を手伝ったら文句を言われるのでやらなくなった」という声をよく聞きます。そこからさらにエスカレートして「仕事が早く終わっても家に帰りたくない」とか「自分の家なのに居心地が悪い」という声も聞きますよね。
つまり、お互いに「変わってしまった」と思っている夫婦が多いのではないでしょうか。
では、このすれ違いがどこから始まったのか。私の身の回りの女性の話から感じるのは、男女のコミュニケーション方法の違いが原因になっていることが多いように思います。
夫たちからは、「家に帰って妻から聞く話に興味が持てない」という声をよく聞きます。仕事から帰った夫に妻が話す話題といえば、妻が専業主婦の場合、ママ友やご近所さんとの話、あるいはテレビで見たニュースやゴシップについてなど。また、もし共働きだったとしても、悩んでいることや、聞いてほしいポイントは、男女で違うものです。
女性の場合、その日にあった嫌なことや悩みを人に話すことによって、ストレス解消したり、自分の考えを整理したりしています。誰でもいいから話を聞いてほしいのです。
しかし、男性は何の脈絡もない話題を急にしゃべりだしたと感じ、「めんどくせーなー」となる。そこで、妻の話を遮ったり、聞いているふりをしながらまったく聞いていなかったりするわけですよね。
人に話を聞いてもらうのは、女性にとってとても重要なこと。特にいちばん身近にいる家族に話を聞いてもらいたいのに、それを聞いてもらえないとなると、夫に対して冷たい態度になる、というわけです。そうすると、夫のほうでも、より一層話を聞きたくなくなったり、優しくできなかったりという悪循環に陥るわけですよね。
これが原因だったとしたら、妻の話を聞くだけで、いろいろな妻の不満が一気に解決するのではないかと思います。話を聞くことの重要性を、夫の皆さんにもうちょっと理解していただきたいです。


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