スニーカー界屈指の傑作として名高いリーボックのインスタポンプフューリー。
その生みの親、デザイナーのスティーブン・スミス氏による幻のポンプシリーズをご存知だろうか?
それがこの「ポンプ コート」である。
ランニングシューズとして産声を上げたインスタポンプフューリーに対し、テニスシューズとしてデザインされたのがポンプ コート。1992年、スミス氏によってプロトタイプが作られて以来、1度も商品化されずに28年の年月を経た。そんな幻のモデルが、本日ついにリリースとなった。
前述のとおり、試作段階から長らく“温存”されていたポンプ コートだが、昨年の春、インスタポンプフューリーの発売25周年を記念して日本に初上陸を果たした。
アニバーサリーイベント「Reebok 90s House」で展示されたプロトタイプは、スニーカーファンの間で大いに話題を呼んだ。
基本的な部分はプロトタイプのデザインをそのまま採用。レトロ感を醸すイエロー、パープル、グリーンの配色に、空気の入るチェンバーと呼ばれる部分とラバーストラップが一体となった特徴的なデザインも当時のままで、28年経った今でも唯一無二の個性を放つ。
だが、もちろんすべてが当時のままではない。スペックはちゃんと“今”にアップデートされている。
以前は左右に分かれていたチェンバーを一体化し面積を広げることで、アッパー全体により多くの空気が入りフィット感が向上。加えてクッション性に優れた最新のフルレングスソールを搭載しているため、履き心地も最高だ。
このたび28年越しに登場となった幻のポンプシリーズ。今後もさまざまなデザインが登場予定とのことなので、続報を待とう!
[問い合わせ]リーボック アディダスお客様窓口 0570-033-033北村康行=文