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コンテンツを消費するためのタブレットから、PCのような生産性を備えたデバイスへと舵を切ったiPadだが、3月に登場したiPadOS 13.4では、その方向性をさらに強化した。タッチ操作を売りにしてきたiPadが、マウスやトラックパッドに対応したのは、それを象徴する出来事と言えるだろう。
日本向けに特化したアップデートとしては、ひらがなを入力した直後に日本語に変換する「ライブ変換」に対応。難があった変換精度も大きく向上しており、キーボードを装着して使ったときの入力の快適さが格段に増した格好だ。
同時に、11インチと12.9インチのiPad Proに向けたMagic Keyboard(税別3万1800円~)も5月に発売されることが決まった。
これまでのiPadやiPad Proにも本体のケースを兼ねる「Smart Keyboard」や「Smart Keyboard Folio」があったが、ケースを兼ねているがゆえに、キーストロークが浅いという弱点もあった。Magic Keyboardでは、Macと同じ押し心地のキーを採用したうえで、iOS 13.4に合わせ、トラックパッドも搭載する。
一方で、ライブ変換は入力の仕方まで大きく変えなければならず、これまでのようにスペースキーを押して変換するのがクセになっていると、少々戸惑うこともある。マウスやトラックパッドも、初期設定を変更することで、より自分が使いやすいようにカスタマイズできる。そこで今回は、もっとPCのようにiPadやiPadOS 13.4を使いこなすテクニックを紹介していこう。
文字入力は設定変更でもっと快適になる
iPadOS 13.4では、キーボードを装着した際の日本語入力の仕方が大きく変わった。これまでは、ひらがなを打ち、スペースキーを押して変換候補を選んでいく必要があった。一方のiPadOS 13.4では、ひらがなを打つとリアルタイムに変換がかかるライブ変換を搭載している。
ひらがなを打って、単語ができた時点で変換がかかり、そのまま入力を続けると、文章に沿った形で再変換がかかる。スペースキーを押して候補を選び、リターンキーで確定させるという動作が少なくなるため、入力の効率が格段に上がるはずだ。
もちろん、誤変換した際は修正が必要になるため、そのぶん指の動きは増えてしまうことになるが、iPadOS 13.4では変換精度自体が向上している。基本的には、文章をずっとひらがなで打ち続けていくつもりでキーボードを打っていけば、入力がスムーズにできるはずだ。
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