キター! フロッグスキンの復刻版だ! サーフやスケートなどのストリートスタイル育ちならば、一度は手にした(目にした?)ことがある同輩も多かろう定番サングラス。
この界隈では、チノにおけるディッキーズや、スニーカーにおけるヴァンズあたりと並び称して差し障りないはずだ。
誕生は1985年。当時40USドルのライフスタイルモデルとしてリリースされたフロッグスキンは、その手軽さと、フレームとレンズの組み合わせによる20を超えるバリエーションで’80年代のポップシーンに名乗りを上げ、人気は上昇。
’90年代終盤に一時発売休止の憂き目にも。それでも2007年に待望の復活を遂げて以降、素材やパーツ、ディテールの変更、アジアンフィットの追加など、進化の勢いは右肩上がりに。オークリーを世界的なブランドに導いたのであった。
そして35年後の今、改めて第1世代のディテールに立ち返りつつ、最新性能をうまくミックスさせたのがこの復刻モデルなのだ。モールドとなっていたヒンジはメタル、ブランドロゴもプリント仕様と往時のものに、カラーパレットもオリジナルに。
フレームは丈夫で軽量素材の「O マター」、レンズは「プリズム」とアップデート。長い歴史を持ち、コレクターも多いなかで、まさに待望の進化的復刻。これからの日差しにいち早く対応するには、もう迷ってはいられない!
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 髙村将司=文