キャンプサイトでのリラックスのため、はたまたソロキャンパーの簡易宿として。アウトドアにおいて、ハンモックの用途は意外と広い。
かつてハンモックといえば若干使いづらい印象もあったが、近年ではその機能性も向上してきており、アウトドアをさらに充実させてくれるギアとして注目されるようになった。今回はその魅力を体現した、“テント”の名を持つハンモックを紹介しよう。
アメリカのソルトレイクシティ生まれの「ヘブンテント」は、アウトドアをこよなく愛する発明家が作った、一風変わったハンモック。アメリカのクラウドファンディングサイトで計2000万円以上の資金を集めて話題になったギアである。
最大の特徴は、画期的なフルフラット設計。腰の部分が沈まないため身体に優しいうえ、仰向け、横向き、うつ伏せといった姿勢の変更も容易にできる。付属のエアマットレスによって、快適性も充分だ。
設営も簡単で、「ヘブンテント」を吊るす2箇所にストラップを巻いてカラビナで止めたら、バーを差し込んで完成。木がない場所では、トレッキングポールさえ用意できれば、付属のペグとロープで地面に設営することができる。
雨露をしのぐフライシートや、隙間なく閉じることができる蚊帳も完備しており、ソロなら簡易テントとしても活躍してくれる。耐荷重は400kg以上あるとのことで、複数人で座ったり、子供の遊び場として使ったり、その用途は無限大に広がる。
設営と撤収がとにかく早く、快適性も上々。ハンモックなら地面がデコボコしていようが冷たかろうが問題ない。リラックス感や高揚感は言わずもがな。
「ヘブンテント」があれば、ひとりでもファミリーでも、アウトドアの楽しみ方がちょっと変わるはずだ。
[問い合わせ]ALATAMA050-3772-7839www.alatama.com[関連リンク]ヘブンテントMakuakeプロジェクトページwww.makuake.com/project/haven/中山秀明=文