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子供は教師のような存在

SHOCK EYE
「子供中心の生活」とはどのようなものなのだろうか。SHOCK EYEさんにとって、子供は教師のような存在だという。
「子供と一緒にゲームをしたり漫画を読んだり、常に話題をシェアできることがいちばんの喜びなんです。休日の使い方、聴く音楽ひとつとっても子供が喜び、一緒に楽しめるものを選びたい。昔は全然興味のなかった世界をたくさん教えてもらえるので、子供の世界で遊ぶほうが刺激的なんですよね。だって彼らには目の前が僕らよりはるかに輝いて見えているから。それを全力で守りたいし、自分も取り戻したいなと思います」。
子供に「教える」のではなく「教わる」。その言葉選びがなんともSHOCK EYEさんらしい。
「湘南乃風を組むときにレゲエなんて絶対うまくいかないとか、そんなのいつまでやってんだ、格好悪いって散々笑われた。レゲエミュージックをかけた途端、音楽止めろってクラブのオーナーに言われたり、たくさんの人に『不正解だ』って突きつけられました。でも僕の中では『正解』だったから突き通せたんです。僕は子供にも彼らなりの『正解』を見つけてほしいし、それをいちばん近くで一緒に体感したい」。
蚊帳の外から伝えるのではなく、生の言葉を届けて響かせたい。そのためにもまずは一緒に試してみる。それはSHOCK EYEさんのアーティストとしての思いにも似ていた。年齢を重ね、人生観にも変化を迎えるなかで、40代に入って「歩くパワースポット」として注目を浴びたことについては、どう思っているのだろう。
「最初はびっくりしたけど、そう言ってくれる人を後悔させないような自分になろうと思って生きています。大事なのは成功のためのノウハウやスキルよりも、日々を大切に思う心の軸。自分がどんな人間として人生を終わらせたいか、を考えると、自然と行動も気持ちも上向きであり続けられると思うんですよね」。
湘南乃風、SHOCK EYEとしてかっこよくありたい。そう語る姿は、パワースポットと呼ばれるのも納得の輝きを放っていた。
SHOCK EYE
歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(講談社)
オンラインコミュニティ『SHOCK EYEのわくわく相談室』がスタート!
恋愛、仕事、健康、お金…様々な悩みをもつ老若男女のみなさんに、SHOCK EYEがガチンコで向き合います。
https://shockeye.jp/
藤野ゆり=文 小島マサヒロ=写真


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