プレゼントのセレクト、女性は意外と現実的
では、妻へのプレゼントを選ぶ際のベストな対応は何なのでしょうか。上の回答を見る限りでは、ストレートに何が欲しいか聞くのが良さそうです。私の周りでも、リクエストを伝えるか、一緒に買いに行く、あるいは、もっとも合理的な方法としては、予算だけ決めて妻自身が自分で買い、後日夫にその金額を請求するという3択があるようです。
ちなみに私は、「一緒に買いに行く」がベストだと思っています。以前は夫から自分で買ってきていいよと言われていたのですが、それはさすがに味気ないと思いました。
もしかすると、「俺は妻の好みを知り尽くしているし、センスにも自信があるから自分で選んで喜ばせたい」という方がいるかもしれません。しかし、その場合に気を付けなければいけないのが、人の好みは変わるということです。上のコメントにもあるように、毎年同じような物を贈ると飽きられます。また、何カ月か前に欲しいと思っていた物も、しばらく経つと欲しくなくなっていることがよくあります。または、物ではなく一緒に食事に行きたいというケースや、何もいらないから1日フリーな時間が欲しい、エステに行きたい、ネイルサロンに行きたいなどというケースもあるでしょう。というわけで、自分でプレゼントを選ぶ場合はぜひ慎重に。
とはいえ、やはりいちばん失敗のない方法は、サプライズで選んできてほしいのか、またはリクエストがあるのかというところから妻に聞いてみることだと思います。
プレゼントを贈り合うのも、夫婦間の大事なコミュニケーションのひとつ。プレゼントに何が欲しいのかを聞くことで、妻のことをもっとよく知るきっかけになるかもしれません。
連載「モンスター夫が許せない」一覧へ「モンスター夫が許せない」夫が、特に深い意味はなく気軽に発した言葉や行動が、実は妻にとってはカチンとくることがある。それにより、知らず知らずのうちに夫婦の溝が深くなってしまっているかも。妻たちが「これは許せない」と感じるツボがどこにあるのか、子育て中の女性200人にアンケートを実施し、結果を見ながら、現役ママである筆者の解説を交えて紹介する。
上に戻る 相馬由子=取材・文
編集者、ライター。合同会社ディライトフル代表。雑誌、ウェブ、書籍などの企画・編集・執筆を手掛ける。会社員の夫と小1の娘の3人家族。ここ数年は、子育てをテーマにした仕事を数多く手掛けている。
石井あかね=イラスト
ネオ・マーケティング=アンケート協力
※調査対象:既婚子持ちの35〜45歳の女性200人