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もちろん従来のカギも利用可能。導入前にドアの形状を確認しよう

もちろん、キュリオロックと連携できるスマートフォンは2台以上でもOK。「ゲスト(ハンズフリー解錠とリモート操作のみ)」、「マスター(すべての設定が可能)」というように、スマートフォンごとに権限を変えることもできるので、友人にも使ってもらいたい場合などに便利だ。
Qrio Lock
また、別売りの「Qrio Key」(4950円[税込])を利用すれば、スマートフォンがなくてもドアの開閉が可能に。ハンズフリー解錠には対応していないが、子供にスマートフォンを持たせていない家庭では、必要になるだろう。
Qrio Lock
ハンズフリー解錠が実現できるというだけでも、値段だけの価値があると思われるキュリオロックだが、導入を検討する前に注意しておきたい点もある。
第一の注意点は、すべてのタイプのドアに対応しているわけではないということ。キュリオロック本体を強力な両面テープで接着して設置するため、サムターン部や、ドア枠の形状によっては取り付けが不可能な場合もある。実は我が家の場合も、バリアフリー仕様のドアに改装したためか、正しく設置することができなかった(テストは応急処置を施した状態で行っている)。
購入してから取り付けできなかった、というのでは大変なので、気になる人は事前にメーカーに問い合わせをするか、製品サイトの「Qrio Lockをご購入の前に」を確認しておこう。
また、設置の問題に比べれば軽度かもしれないが、自宅から離れた場所からネット経由でキュリオロックの操作や動作確認をするためには、別売りの「Qrio Hub」(9680円[税込])が必要になる点にも注意しておきたいところだ。
念のためだが、スマートフォンの電池が切れてしまった、もしくはスマートフォンを紛失した場合でも、従来のカギを使えば解錠ができるのはいうまでもないこと。
帰宅時の些細なストレスを回避するためにも、ぜひ導入を検討してみてはいかがだろうか。
[問い合わせ]
キュリオロック
050-3171-7132
(受付時間:平日の10:00〜18:00 土・日・祝日は除く)
https://qrio.me/smartlock/
石井敏郎=文
1970年横浜市生まれ。Windows95発売時よりテクニカルライター&編集者として活動。現在はITのほか、音楽やファッション、フィジカル系の記事執筆を行っている。 



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