大人になると悪目立ちすることを恐れ、次第に挑戦しづらくなっていく柄アイテム。とはいえ、お洒落を楽しむには欠かせない。
そこでひとつご提案。柄アイテムはインナー使いで襟元から、袖から、裾からと、ちらりと少し利かせてごらん。きっと格段にお洒落に見せてくれるから。
アウターからマルチボーダー
トレンチコートにマリンボーダー。大人カジュアルの鉄板コーデだが、そのままやっても能がない。今季はネオンカラーのマルチボーダーにトライ。クラシカルなコートを程良くドレスダウンすれば、最旬海男カジュアルの完成。
襟元からチェック
アメリカントラッドの代表格であるマドラスチェックシャツは、コーディネイトに華やかさを加えるのに打ってつけ。襟元から見えるポップな柄とダークトーンのシックなジャケットの絶妙なバランスがセンス良く映える。
袖口からブルーストライプ
それがどんなカジュアルなアイテムでも、ブルーストライプを挿すだけで、清潔感と大人っぽさが加わるから不思議。合わせたシャツは、古着好きのデザイナーが作るイギリスの専業ブランドの作。白のパーカがストライプの色を拾ってまとまりのいい掛け合わせに。
裾からタイダイ
挿し色使いに適したアイテムのひとつにタイダイ柄があり、アクセント効果は大。「かご染め」という手法で染め上げたTシャツにデニムジャケットをレイヤード。裾から覗くオレンジとブラックのコントラストが程良いこなれ感を醸し出す。
谷田政史(CaNN)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 菊池陽之介、松平浩市=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 増田海治郎、髙村将司、いくら直幸、増山直樹、菊地 亮=文 長谷川茂雄、今野 壘、大関祐詞=編集・文