「贅を尽くした」物作りの神髄を味わえる春の新作
[1]ライダーズジャケットのデザインを採用したダウンベストには、タテ糸にナイロン、ヨコ糸にコットンを畝状に織り込んだタッサーと呼ばれる素材を採用。泥染めによるガーメントダイとダメージ加工が相まって、雰囲気のある佇まいに。14万8000円/ビズビム(ピアレス 03-5422-3972)
[2]春先のアクセントとして活躍しそうな、色鮮やかなグリーンのシャツ。紡績から自社オリジナルで行ったエジプトのGIZAコットンを、特殊な方法で製品染めすることで、ムラ感をもたらす独特な表情に仕上がっている。ショルダーのやや落ちたゆったりシルエットが現代的だ。5万5000円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
[3]ヴィンテージテイストの高いオリジナルのチョアジャケット。開発から携わった13オンスのセルビッジデニムは、特殊な加工で限りなく油分を抜いて収縮。ドライな質感で奥行きのある表情を生んでいる。14万6000円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
[4]ブランドのオリジンでもあるフットウェアは、さすがの作り込み。フォークロアテイストを醸すフリンジ付きのアッパーは、植物性タンニンで鞣したイギリス製の羊革を使用。レザーを重ねたアウトソールとコルクからなる天然素材のフットベッドは、耐衝撃性も高く、履き心地も抜群だ。7万8000円/ビズビム(F.I.L. TOKYO 03-5725-9568)
鈴木泰之=写真(静物) 増田海治郎、髙村将司、いくら直幸、増山直樹、菊地 亮=文 長谷川茂雄、今野 壘、大関祐詞=編集・文