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2020.03.06

ファッション

「リバーシブルって実際のところ裏返さない」説をディオールとN.ハリが覆す

我々の“服あるある”のひとつに「リバーシブルなのについ同じ側ばかり着てしまう」というものがある。“あるある”なので絶対ではないが、なぜか?
選択肢があるゆえに、感覚的に好みの差をつけ、片側ばかりを選択してしまうのだと思う。だがついに、リバーシブルをリバーシブルとして着られる(変な表現だがそういうことなのだ)レザージャケットが登場した。
リバーシブルのレザージャケット/クリスチャン ディオール
はき込んだ相棒デニムを合わせても、リラックスしたスウェットパンツを合わせても上品に決まる。ちなみに襟と身頃のみならず袖口のリブまでレザー製。本物かつ最高級のリバーシブ“れ”ルジャケット、と訂正しておこう。100万円/クリスチャン ディオール 0120-02-1947
手掛けたのは、あのディオール。写真左側の面で着れば、上品なカーフスキンのジャケットに。襟元にダブルストラップが付属するB-3タイプのフライトジャケットがモチーフだ。つまりミリタリーテイスト。
一方、いわゆるムートン、メリノウールのシアリングとなっている右側の面なら、フリースのようにも着られそう。つまり、アウトドアテイストである。
我々はミリタリーとアウトドアを等しく好んできた。好みの差はゼロである。となればその日の着こなしによって、両面等しく出番があるというわけ。これぞ本物のリバーシブ“れ”ルジャケットである。
 
「N.ハリウッド×サンスペル」のTシャツのリバーシブル!
珍しい「リバーシブルの白T」という/N.ハリウッド×サンスペル
2万円/ミスターハリウッド 03-5414-5071
珍しい「リバーシブルの白T」という別情報も。片面はオーソドックスな白T。裏返せばポケTで、ねじりながら付けたネックなど、凝ったデザインに。イギリスの高級下着メーカー、サンスペルとのコラボ。その着心地は最高だ。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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