37.5歳のファッション・データバンク●数値化できないファッションの気分を、できるだけ具体化させるために街ゆくイケてる大人たちに聞いてきた。そこから導いた「37.5歳のリアル」を1分で。
スニーカーブームが続くなか、最近にわかに注目を集めているのがブーツ。街角300人の足元パパラッチを敢行したところ、レッド・ウィング(
再燃の火付け役は藤原ヒロシとの説あり!)、ドクターマーチンなどさまざまなブランドのブーツが見られたが、ひとつ、わかったことがある。
それは……クラークス オリジナルズの復権!
「クラークス」といえば、1825年に英国で創業した老舗シューズブランドで、「
スニーカー以上ドレスシューズ未満」の靴として先日紹介した記事も人気を博した。
2018〜2019年の同シーズンと比べてみると、愛用者の数はなんと
180%増。で、実際に街角の大人たちが好んで履いていたモデルが何かというと……デザートブーツ!
クラークス オリジナルズ愛用者の80%はデザートブーツ
なんとクラークス オリジナルズ愛用者の80%がこのブーツを支持していた。では、洒落た大人はデザートブーツをどう取り入れているの?
代表3人のスタイリングから検証してみよう。
①アメカジを「大人っぽくする」引き締め役
ミリタリーコートにボーダーニットを合わせたアメカジスタイルの足元にデザートブーツを持ってきて、全体をグッと引き締めた。カラーは黒を選ぶことで、より大人っぽい印象になる。
②トレンドカラー、ブラウンのまとめ役
ともするとジジくさく見える茶色は今季のトレンドカラー。それをスマートに見せるために、パンツとデザートブーツでトーンを合わせてまとまりを演出。ちなみにジャケットはバブアーで、クラークスと英国の老舗コンビとしている点にも注目。③大人とモードな服の仲人役
テアトラの黒いコートにネイビーのセットアップというモードな装いにデザートブーツを合わせた。シンプルな黒のデザートブーツは、大人がモードな服を上手に着こなすためのよき仲人役を務めてくれるのだ。
さまざまな装いに合うデザインで、多くの大人たちから再び支持を得ているクラークス オルジナルズ。特に人気だったデザートブーツを使ったスタイリング
実例を見ていると、今回の復権は必然だと思えてくる。