OCEANS

SHARE

特別な理由はない。だからこそ、誰にでも起こり得る

隣のオッサンは青いか?
Q. 借金をした目的・理由を教えてください。
【想定外の借金】
・「急な出費が続き、生活費が足りなかった」(46歳・会社員)
・「急な泊まりの出張」(48歳・会社員)
・「急な冠婚葬祭があったから」(44歳・会社員)
・「子供の学校関係でまとまった支払いがあったので」(49歳・会社員)
【仕事のための借金】
・「開業資金」(48歳・自営業)
・「仕事の資金繰り」(48歳・自営業)
・「仕事による過労で一時的に仕事が出来なくなっていたときに家族の生活費として」(43歳・会社員)
【借金のための借金】
・「借金の返済のため」(47歳・公務員)
・「税金やローンの支払い」(43歳・会社員)
【その他】
・「生活を回そうとして見栄をはった」(46歳・会社員)
・「ギャンブル」(47歳・会社員)
1つ目は、日常生活における急な出費が発生したとき。突然結婚式に呼ばれたり、泊まりの出張が続いたりして手持ちがなくなることはよくある話。そういった想定外の出費が続いて、「今月は生活費が厳しい」という事態になり、借金をするに至るケースは多いようだ。
2つ目は、仕事関係の借金。とくに自営業の人に多かったのが、資金繰りや開業、事業拡大のために借金をしたことがある、という回答。また、仕事のし過ぎが原因で働けなくなり、その間に家族を養うために借金をした、という回答も。今の時代を象徴する事例のひとつだろう。
3つ目は、借金を返すための借金。今回、ショッピングローン、住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、奨学金などを除く借金、という前提でアンケートをとったが、これらを返すために借金をする人も少なくないことがわかった。計画的な家計運用の大切さを、再確認させられる事例である。
年収が1000万円を超えていても貯蓄ができない家庭もあると聞く。上記の「生活を回そうとして見栄をはった」というコメントからもわかるとおり、一度慣れてしまった生活レベルは、なかなか下げられないのもわかる。
借金をすること。収入を上げること。節約すること。手段としてどれが正しいとはいえないが、自分や家族にとって本当に必要なモノや大事にしたいコトなどを改めて見つめ直し、ライフスタイルを根本から改善していくことが、本当の意味で豊かな暮らしを手にするいちばんの近道なのかもしれない。

ファストアスク=アンケート協力
対象:既婚子持ちの40代男性195人


SHARE

次の記事を読み込んでいます。