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定番モデルに自動排水機能を追加

ココペリ
ベーシックな造りの「XPD」に対し、セルフベイラーなどが付いて重量は8.2kg。
こちらもXPD同様にタフな素材を採用し、今年から国内流通が始まる新モデル「リーコン」。XPDとの違いは、船底の4隅に穴が開いていること。
この穴はセルフベイラーと呼ばれるもので、船内に溜まった水を自動的に排出するための構造だ。
ココペリ
よく見ると、小さな穴がいくつも開いていることがわかるだろうか。
湖などの静水域での重要性は低いが、川下りではどんどん船内に入ってくる水を抜く必要がある。単純な仕組みだが、船底に穴があれば自動で水が抜けてくれる(多少は入ってもくる)ってわけ。水を抜く手間を解消してくれる川下り向けモデルなのだ。
ちなみに、パックラフトには2気室(空気が入る部屋がふたつあり、万一のパンクに備えた造り)のモデルも多いが、ココペリの製品は強度を高めた生地を採用することで1気室の仕様を実現している。これにより設営時の手間が減り、約3分あれば膨らませるようになっていることも、ビギナーにココペリをおすすめしたい理由である。


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