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パックラフトとインフレータブルカヤックを比較してみよう

ココペリ
[写真左]がパックラフト、[写真右]がインフレータブルカヤック。両サイドのチューブの大きさが高い浮力の秘密。尖って見える方がお尻側。
従来のインフレータブルカヤック(折り畳んで収納でき、使用時は膨らませて使うモデル)との違いは、なんといっても重量と収納性。従来のひとり乗り用モデルが10〜15kgほどあったのに対し、ココペリのパックラフトはモデルによっては3kg以下のものもあるほど圧倒的に軽い。川下りの途中に浅い場所や堰堤では、簡単に背負って歩けることもメリットだ。小さく折り畳めるので、持ち運び時だけでなく、収納時に場所も取らない。
また、両サイドの大きなチューブに空気を充填するため、高い浮力と安定感が出る。この構造により喫水(船の水に沈んでいる部分)が浅くなり、水深の浅い川も船底を擦らずに楽々クリアできるのだ(水深50cmほどあればOK!)。
ココペリ
両サイドの大きなチューブが高い浮力の秘密。尖って見える方がお尻側。
反面、丸っこいフォルムなので直進性が低く(漕いでも進みづらいが、回転性能は高い)、水から出ている部分が多いので風の影響を受けやすいのがデメリット。この点は、静水域や川下り(あまり漕いで移動する必要性が薄い)を主な使用用途に設定して作られているからだろう。荷物の積載能力においては、インフレータブルカヤックのほうが上だ。


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