朝食に、身支度に、何かとあわただしい朝の時間帯は、わずか5分だって惜しい。もし子供を持つ親だったら、なおさらだろう。こいつを使えば、貴重すぎる“5分の猶予”を確保できるかもしれない。
誰も考えつかないような気付きから、唯一無二の家電を生み出すサンコー。新作が出るたびに、そのアイデアには驚かされるばかりだが、今回もまた出色の発想力を発揮してくれた。
こちらヘッド部分が回転する電動歯ブラシなのだが、変わっているのは先端のブラシ。通常の歯ブラシを向かい合わせにしたような形状をしており、歯を挟み込むことで、表側と裏側を同時に磨くことができるという。
内側の青いブラシで歯の広い部分を、外側の白いブラシで歯の付け根を磨く。2種類のブラシで、ゴシゴシと力を入れなくても、歯全体と歯茎の間の汚れをしっかりキャッチしてくれる。
ブラシは5秒ごとに逆回転する仕様になっているので、さまざまな箇所にバランス良くアプローチが可能。理論上、通常のブラシの2倍の速さで磨けるうえに、手入れが難しい歯の裏側をしっかりケアできるのだ。
使い終わったら、充電スタンドに立てるだけ。時短を実現しながらも、歯をしっかり守る。忙しい男たちの口腔ケアに、まさかの新提案だ。
朝支度の効率化は、ひと足飛びには実現しない。小さな積み上げの一歩として、こんな文明の利器を取り入れてみては?
[問い合わせ]サンコー03-3526-4321www.thanko.jp中山秀明=文