連載「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。
![ヒルバーグ](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/25103/images/editor/175cc2a4131a137b311b2c282c1d2f37a4bce0a4.jpg)
数多のブランドが凌ぎを削るテント業界において、使い古された言い回しではあるが、「テント界のロールスロイス」と評される名ブランドがある。
独創的な構造が生み出す美しいフォルム。ガイラインや小さなパーツひとつに至るまで、オリジナリティを貫く徹底したこだわり。そう、世界中のアウトドア愛好家から絶大な信頼を受ける「ヒルバーグ」である。
「ヒルバーグって、お値段の高いテントでしょう? テントなんてどれも大差ないんじゃない」とお考えのあなた。ちょっと待った。あなたのテントに対する認識を変えてみせるので、5分だけお時間拝借させていただきたい。
![ヒルバーグ](https://images.oceans.tokyo.jp/media/article/25103/images/editor/7c733ee4b929c9e22b3708737c10fa18785655b9.jpg)
今回はその実力のほどを伺うため、ヒルバーグ日本総代理店を務めるA&Fの昭島アウトドアビレッジ店を訪れた。
「うちでもたくさんのテントブランドを扱っていますが、ヒルバーグをひと言で言うならば、細部にまでこだわりが詰まった最高級のテントブランドってことです」とは、副店長を務める水野顕真さんの弁。
では、具体的になにが特別なのかを説明していただこう。
副店長の水野さん。昭島店では、購入前に敷地内で試し張りもできるそう。 2/4