親の気分で子供を甘やかすと、子供が混乱する
普段帰りが遅い父が、たまに早く帰ってきたときだけ、いつもと違うことをして子供を喜ばせようとするという話は、よく聞きます。夜遅くにお菓子を食べさせようとする、寝る直前だというのに一緒に遊んでしまって子供が興奮して寝ないなどというのは、今回のアンケートの回答でも多く見られました。
子供には「早寝早起き」「好き嫌いなく何でも食べる」「帰宅したらすぐ宿題をする」といった習慣を身に付けさせたいとママたちは日々奮闘しているもの。そのなかでも毎日同じ時間に寝るのを習慣づけるというのは、かなり難しいことです。それをママたちは毎日あれこれ工夫しながら根気よくやっているわけです。
それなのに、たまーに早く帰宅したパパが、子供がまだ起きていることが嬉しくてついつい甘やかしたりするのは、これまで1個1個苦労して積み上げてきたものを、突然ぶち壊されるのと同じこと。
一度例外を認めたことによって「だってパパがお菓子食べさせてくれたじゃん」「21時に寝なくていいっていったじゃん」といったことを子供は言い出します。子供にとって、パパとママで言うことが違うというのは、混乱を招くだけなのです。
ママたちが日々どういう方針で子供に接しているのかを、一度きちんと夫婦間で共有すれば、子供が混乱することもなくなるのではないでしょうか。
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