ここ数年続くスニーカーブームのど真ん中にいながら、今本当に履きたい靴について考える。その答えのひとつとして再び熱視線を集めているのがレッド・ウィングだ。その兆しを感じている人、少なくないのでは?
レッド・ウィングといえば、やはりアメカジが鉄板。とはいえ昔のまんまだと、今の感覚では武骨すぎる印象に。
そこで、まずポイントとなるのが全体のシルエット。大きめのネルシャツをラフに羽織り、スリムフィットのチノを合わせるなど、ゆったりトップスに対して細身のボトムスで引き締めると、ブーツが映える2020年的なバランスに仕上がる。
加えて、ピュアホワイトや淡い茶系など春らしいトーンを基調にして、クリーンな大人っぽさを演出するのもいい。
そして肝心の主役は、シックな黒革アッパーに軽快感を生む白ソールを装着した「#8179」。ほんのり都会的な今どきの大人アメカジにまとまる。
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク いくら直幸=文