挙手が快感になるショルダーフレクション
澤木：というわけで今回はショルダーフレクションです。両腕をシュッシュッと、上下に入れ替える筋トレです。挙手、挙手、挙手の繰り返しですね。
オフ男：地味〜、というか今回は簡単そうですね。澤木：ほお、そう思うならやってごらんなさい。背すじをピンと伸ばしてシャキッと腕を上げると、けっこうキツいと思いますよ。三角筋にジワジワと乳酸が溜まってくるのがわかるでしょ。
●ショルダーフレクション
両脚は肩幅くらいに開いて背筋を伸ばして椅子に座り、手の平を内側に向けて片手を真上に勢いよく突き上げる。と同時に、もう一方の腕はヒジを伸ばして後方に引き、胸を大きく開く。
ヒジを伸ばしたまま手を入れ替える。胸を開いた状態をキープするように意識する。これを左右交互に繰り返す。5回×3セット。オフ男：ホッ、ホッ。確かに。リズミカルにやると息も弾みますね。澤木：肋骨が伸ばされていることも確認して行ってくださいね。キツいけど、気持ちいいでしょ？
オフ男：ストレッチを兼ねた筋トレって感じですかね。澤木：ただキツいだけじゃなく気持ちいいから、ちょっと時間が空いたらやってみようという気になれるんじゃないですかね。
オフ男：これはかなり気持ちいい！ 今までの澤木流ながら筋トレのなかでいちばん好きかも。澤木：そうでしょうね、私の自信作なんで。それに、脇腹を伸ばすこともできるので、呼吸筋という筋肉が伸びて呼吸もしやすくなります。澤木得意の一石二鳥です。
オフ男：呼吸筋？澤木：じつは、心臓とか胃腸などの臓器と違って、肺は自分では動くことができない臓器なんですよ。そこで活躍するのが呼吸筋なんです。いろいろな筋肉の総称でして、主に肋骨のまわりに位置しています。それらが動くことで肺は膨らんだり、しぼんだりできるわけです。簡単に言うとですけど。
オフ男：なるほど～。今回はちょっと真面目な感じでタメになりました。澤木：まあ、いつも真面目にお話しているつもりではありますけど……。
糖質オフ男カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。
上に戻る  【取材協力】パーソナルトレーニング「SAWAKI GYM」
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楠田圭子＝文 イラスト＝波打ベロ子 写真＝藤村のぞみ
