職業柄、大胆に遊ぶのは難しい、似合う髪型がわからないなどなど、大人のヘアスタイルには制約や悩みがつきもの。同世代はヘアスタイルにどんな要望を持って、どう楽しんでいるのか? 人気バーバー&ヘアサロンに直撃し、その改造実例を見せてもらった。
気張らず自然体の魅力を引き出す実力派サロン
HAPP’S.(ハプス)広告や雑誌などで活躍するヘアメイクを多数輩出していることでも知られ、開業から20年余も人気店として君臨。メンズとレディスの割合は3:7とレディスのほうが多いが、今回カットとスタイリングを担当していただいた谷岡さんの割合はほぼ半々。10年以上にわたって通い続ける男性客も数多い。我々世代に勧めるのは、ツーブロックをアレンジしたショートヘア。
ハチの張りを抑えた好印象ショート
販売員 山本大輔さん Age 35つむじが2つあってヘアスタイルが決まらない10年以上の常連だという山下さん。販売員という仕事柄、清潔感を第一に心掛け、3週間に1度はサロンを訪れる。硬い直毛で広がりやすく、つむじが2つあるのでまとまりづらいのが悩み。今回はツーブロックとフェードカットを組み合わせ、サイドと襟足はガッツリ刈り上げ、トップと後頭部にボリュームを残し、セットしやすい長さに調節している。
セットしやすいようトップは短くしすぎない硬い直毛なのでトップまで短くすると、整髪料などでアレンジがしづらくなってしまう。そのためトップは5〜6cmと長めに残しているのがキモ
Wつむじの後頭部は長さをちゃんと残す後頭部はトップと同様に長さを残してボリュームを持たせる。頭の形状を良く見せるだけでなく、2つあるつむじが自然に馴染んでくれる。
サイドとバックはすっきりフェードカット接客業なので、何よりも重視するのは清潔感。特に襟足や耳回りは、バリカンで2mm以下に刈り上げて潔くさっぱりと。多少伸びたとしても広がらず、好印象がキープできる。
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