地球環境への貢献には見た目も大事
リサイクル、リユースへの意識も高い桑原さん。ランニングウェアに対してもその意識は一貫している。
「商売柄ウェアを消費している側面があるので、少しでもリサイクルに繋がることをしようと、ブリングのウェアを扱い始めました。ブリングは服のリサイクルプロジェクトで、役目を終えたウェアを再生ポリエステルの生地に変えています。秀逸なのが普段着としても着られるコットンライクな化繊に生まれ変わらせている点で、そこがいいなと思ってコラボレーションしています。パッと見はランニングウェアには見えませんよね」。
「シューズに関しては、最近はアルトラやオンをよく履いています。ナイキの『エア ズーム ペガサス 36 トレイル』は、トレイルランニングシューズだけど、ロードも走れちゃう。
ロードラン用とトレイルラン用の違いですか? よく聞かれることのひとつですが、ロードバイクのタイヤとマウンテンバイクのタイヤって違いますよね。それと一緒で、アウトソールがさまざまなサーフェイスに対応できる凹凸のあるものがトレイルラン用。その凹凸がありつつも、アスファルトのフラットな路面もしっかりとらえられる、中間的な存在がこのモデルです。おまけにこのカラーリングは普段履きもできます」。
トレイル&ランニングショップを名乗るだけあって、走ることに対する垣根をとっぱらっているのが桑原さんのショップ
Run boys! Run girls!の特徴だ。
ランニングはただのスポーツではなくライフスタイル、むしろそのほうが格好いい。タイムを追求するのとはひと味違う、アップデートされた楽しさがきっと見つかるはずだ。
RUNNER’S FILE 02氏名:桑原 慶
年齢:44歳(1975年生まれ)
仕事:トレイル&ランニングショップ
Run boys! Run girls! 店主
走る頻度:週に1、2回。週に一度は
ランニング歴:10年
記録:フルマラソン3:35(2012年 掛川新茶マラソン)、UTMBはじめ100マイルトレイルレース完走(3回)
小澤達也=写真 礒村真介(100miler)=取材・文