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体幹トレとの併用で効果を最大限に発揮。トレーニーなら購入の価値アリ

基本となる直立姿勢だけでも、新鮮な刺激が得られたのだが、マックスバーンの本番はここから。本格的に活用したい場合は通常の体幹トレーニングと併用することで、トレーニングの効果をより高めることができるというのだ。
マックスバーン
まずは、シンプルなスクワットから試してみたところ、確かにマックスバーンがない場合と比べて、キツさが変わる。さすがに10分間続ける根性はなかったが、10回のスクワットで得られた疲労感は、控えめにいって2割アップといったところだろうか。
一方、プッシュアップ(腕立て伏せ)ではマックスバーンの効果をさらに感じることができた。
マックスバーン
そもそも、プッシュアップバーのように台を置くことで運動強度が高まるということもあるのだが、そこに振動が加わることで姿勢のキープが難しくなるため、体感の運動強度はかなりなもの。
マックスバーン
さらに、マックスバーンの形状と重量を利用すれば、両腕の幅を広めにとった、胸筋に効くプッシュアップも可能になる。なるべく少ない回数でプッシュアップの効果を得たい場合には、マックスバーンは特に有効ではないかと思えた。
最後に試したのは、ヨガでもおなじみの体幹トレであるサイドプランクだ。
マックスバーン
経験者ならわかると思うが、ただでさえ姿勢のキープが困難なサイドプランクを、ブルブルと揺れるマックスバーンの上で行うのは、かなりエクストリーム。短時間で同様のトレーニング効果を得るという点でいえば、ヨガ系の動作の多くは、マックスバーン向けといえるのかもしれない。
約9万円という本体価格や、より運動強度の高いトレーニングほど効果が実感できた点から考えると、基本的にはすでに体幹トレを実践しており、さらなる高みを目指してみたい上級者向けの器具なのかな、というのがマックスバーンに対する素直な感想だ。
とはいえ、体幹トレの初心者にとっても、基本の直立姿勢から始めることで全身をほぐし、トレーニング前のウォーミングアップが効率よく行える点は、なかなか魅力的。そもそも、筋力に自信がない人なら、直立姿勢のメニューを毎日10分続けるだけでも、意外な効果が期待できそうだ。
内蔵スピーカーの音質や、スマートフォン連携機能に関しては、ちょっと残念なところもあったが、トレーニング器具としては、思っていた以上に「使える」ものだったマックスバーン。体幹トレに興味がある人は、ぜひチェックしてほしい。
 
石井敏郎=文 小島マサヒロ=写真


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