「モンスター夫が許せない」とは・・・第2回では、疲れた妻を労っている言葉が「モンスター化」している夫たちを紹介します。
Q.「まったくわかっていない」「理解がない」と感じた夫の発言や行動を具体的に教えてください。
「夕食後に『疲れた、食器洗いやりたくないな』と言ったら、『あとでやればいいじゃん』と言われた」(東京都・45歳)
「疲れて家事をやりたくないときに、夫は『無理してやらなくてもいいよ』と言うが、代わりにやってくれるわけではないので、結局あと回しになるだけ」(北海道・44歳)
「掃除やアイロンが大変だというと『業者に頼めばいい』と言い、毎食食事を作るのが大変と言えば『それなら外食しようか』と言われる」(長野県・35歳)
「体調が悪いなか、頑張って家事をしていたときに『体調が悪いなら寝てればいい』と言われたが、じゃあ家事と育児は誰がするのか……と聞きたかった」(新潟県・35歳)
「夫が『洗濯なんて無理してやらなくていいよー』と言うが、溜めたら大変になるの私じゃん!』(千葉県・41歳)
先延ばしにした家事、結果的に誰がするの?
妻に対して労いの言葉を伝えたつもりなのに、それが裏目に出ることがあるのを、ご存知でしょうか? 自分では「良いこと言った!」と満足されているかもしれませんが、それが大間違いだということがあるんです。
その代表的なものが「あとでやればいいじゃん」とか「無理してやらなくていいよ」。
掃除や片付けなら、あと回しということもできるでしょう。多少ほこりが溜まったり、散らかったりしたのでは、それほど生活に支障がないですから。
しかし、食器洗いや洗濯など、溜めるとどんどん増えていく類の家事だったらどうでしょう? もしお昼の食器洗いを後回しにしたところで、それは誰かが片付けない限りそのままです。妻が夕食を作る前に片付けるしかありません。いざ食事を作ろうとしたときに、前回の食器がそのままになっているのは、とってもやる気が下がります。
洗濯も、もし4人家族で1日溜めたら大変なことになります。マンションのベランダなどでは、一度に干すのは無理でしょう。
気軽に「あと回し」にできない家事も多いのです。というわけで、口だけの労いは不要。黙って皿を洗ってください。
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