自分だけの唯一無二
「リーバイスのヴィンテージデニムジャケット」
言わずと知れた、いわゆる「ファーストタイプ」のデニムジャケットは、コンディションの良い個体数の減少も相まって、近年ヴィンテージ市場でも価値が上がり続けているアイテムのひとつ。旧時代ならではのボックスシルエットや短い着丈、色落ち具合など、復刻やサンプリングには無いリアリティを現代の感覚で取り入れる楽しみは、ほかではやっぱり味わえない。
「オーセンティックな大きめのフォルムや太いアームホール、短めの丈も僕の好み。10代の頃からの憧れで、今までに2着手に入れましたが、それでも定期的に『着たい!』 という気持ちの波が強くなるんです。普段は新品の洋服を着ることが多いけど、夏の夕暮れなんかに、たまにこのアイテムを着たくなるんですよね……なんて半年先を妄想しています(笑)」(伊藤壮一郎さん)。
ソーイ ディレクター ・伊藤壮一郎さん
1977年生まれ、東京都出身。そのミニマルな服づくりとは対照的に、アジの出た古着も大好物で、今も多忙な仕事の合間を縫っては良品探しを続けている。
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