例えば、ゴールドやダイヤモンド。贈るぶんには抵抗がないけど、その視覚的、物量的な存在感のあまり、身に着けるには少し不相応に感じていた。でも年齢を重ねた今、特有の安心感が日常にうまく溶け込んでくれそうに思う。
となれば普段から身に着けて、時間とともに身体に馴染ませていきたい。繊細なデザインと上品な輝きは、時をたやすく超えていくから。そう、いい大人のカジュアルシーンにこそ、いいジュエリーが必要なのだ。
控えめなくらいがちょうどいい、違いは格別の輝きが物語るから
バングル「シンパシー・オブ・ソウル」一見するとプレーンなようで、つぶさに目をやると表面を波打つカッティングにより、さりげなくも豊かな表情と美しい光輝を放つ「ブリリアンス バングル」。幅3.4mmのシャープなデザインは、嫌みに主張することなくカジュアルなスタイルにも自然と溶け込み、手持ちのブレスレットとの重ね着けだってスマートにキマる。定番の白シャツだってワンランク上に格上げしてくれる、それがホワイトゴールドのパワーなのだ。
リング「プエルタ・デル・ソル」片や、引っ張るほどに強く固く結びつき、絆や愛のお守りとしても使われるヘラクレスノットと呼ばれる結び方がモチーフ。片や、インパラのツノから感化されたネジれるような曲線の造形。抽象表現が多いファインジュエリーにあって、こうした具象的なデザインはこのブランドが最も得意とするところ。カジュアル派にも親しみやすく、初めてのホワイトゴールドに実に誂え向きである。
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