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2019.12.15

ライフ

健康のため?家族のため? 隣の40代のオーガニック導入率をのぞいてみる

>連載「隣のオッサンは青いか?」を読む
有機野菜や無添加洗剤、オーガニックコットン……。近頃すっかり市民権を得た感のあるオーガニック製品の数々。休日に買い物に行き、よかれと持って安売りの製品を選んできたにも関わらず「あー、野菜や果物はオーガニックにして欲しかった」なんて、妻から軽く小言を言われてしまう夫も多いのでは?
確かにまわりにも「ウチは最近オーガニック派」なんて声をよく耳にする。でも割高なのになぜ、そこまでにこだわるのか。隣の40代に聞いてみた。
オーガニック野菜

実は20%に満たないオーガニック浸透率

Q.あなたのご家庭では、オーガニック製品を取り入れていますか?
・取り入れている 18%
・取り入れていない 82%
すっかり市民権を得た、と思っていたオーガニック製品だが、意外にも取り入れていると答えた人は20%弱という結果に。矢野経済研究所が2018年に発表した調査によると、欧米各国では数兆円規模の市場が形成されており、年々増加傾向にある一方で、ここ日本ではまだまだ、一部の消費者が利用する程度の規模にとどまっているのが実情。有機農業の生産面積を見ても、全体の1%にも満たないという。
とはいえ、一般のスーパーでもよく見かけようになっているし、オーガニック専門店も着々と増え続けている印象をもつ人は少なくないはず。実際にはどういったオーガニック製品が取り入れられているのか。次の回答を見てみよう。

野菜、調味料、洗剤など、体に近いものからオーガニックに

Q.(取り入れていると答えた人に)あなたの家ではどんなオーガニック製品を取り入れていますか?
・「有機野菜」(46歳)
・「家庭菜園のトマト」(48歳)
・「無添加砂糖」(42歳)
・「塩」(49歳)
・「あらゆるものを無添加に」(49歳)
・「洗剤や醤油」(44歳)
・「洗顔石鹸」(44歳)
最も多かった回答は、農薬や化学肥料を使用せず、自然のまま育てられた有機野菜だ。中には家庭菜園で自作している人もチラホラ。ガーデニングに使用する肥料も有機という、より意識の高い人もいる。
直接口に入れるものだからこそ、なのかもしれないが、砂糖や塩、醤油など、調味料系に関してもオーガニックを導入している回答は多く見られた。また、シャンプーやボディソープ、洗剤など、肌に直接使用するものの利用率が高いのも特筆しておきたい。


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