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子供の金使いには「無駄遣い上等!」の余裕を持ちたい

身銭を切らせる
ここで改めて強調しておきたいのが「子供の金は子供のもの」という当たり前のこと。
なにせ相手は、まだまだ頼りない小学生である。自主性に任せるべきだと頭ではわかっていても、つい自分の財布を痛めるのと同じ感覚で、その使い方に口を出してしまう気持ちは理解できる。ブレずに「ネガティブルール」を遂行するには、親にとってかなりの意思と覚悟がいるのだ。
もちろん、お年玉貯金などのように、それなりにまとまった金までを「子供の金」とひとくくりにして本人に管理を任せるのが適切だとは思わない。だから「(ひとまずは)親が管理する子供の財布」と、「子供が一人で管理する財布」を明確かつ、絶対のものとしておくことが必要だ。
その代表的な方法として、子供用の銀行口座を作ることが挙げられる。ただ、近年は不正防止の観点から、本人(子供)を伴って銀行に行かなくてはならないといった手間があったりと、昔に比べて若干ハードルが上がっている。とはいえ、それを理由に先延ばしにすることがないよう、とにかく手すきのときに口座を作っておくのをおすすめしておきたい。それも「親が管理する子供の口座」と「子供が管理する子供の口座」を別に作っておけば完璧だ。
 
さて、子供への小遣いは“教育”として考えるべきもの。当然ながらオトーチャンズの一存で決めるものでなく、オカーチャンズとも話し合って決めるべきものだ。……などと言われると「やぶ蛇」の言葉が頭をよぎった方もいるだろう。
自身で小遣いをやりくりしている令和のオヤジがオトーチャンズである。「子供に小遣いを渡すならその分パパのお小遣いをカットしなきゃね」。的な万が一のバッドシナリオを思い描けば、あえて自分からこの話題を切り出すことに二の足を踏んでしまうのもわかる。
しかし、そこは我が子のため。男オトーチャンズ、覚悟を決めて子供のこづかいの話題を自ら進んで切り出すべし! なのである。
>連載「オトーチャンズの心得」を最初から読む
宇都宮大洋=文 asacom.=イラスト

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