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2019.12.10

からだ

スキンケア用ストーンってなに!? 顔が変わる「魔法の石」の正体

本格的に乾燥してくるこれからの季節。特に注意したいのは、1日中外気にさらされ続ける顔だ。
いつものスキンケア慣行に異を唱えるわけじゃないが、改めて“いい顔”のベースとなる化粧水とマッサージについて見直しを図ってみてはどうか、という提案。
そこでぜひ試してみてほしいのが、2種類の“石”である。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーのスキンケア用ストーン
[左]白い石は天然のホワイトジェイド。色みには個体差がある。「ピエール・ガレ・ド・ジャッド・ブラン」 1万6300円、[右]黒い石はロシア産のシュンガイト。天然鉱物ゆえ微粉が出るので入れた水をペーパーなどで濾過するといい。繰り返し使用可能。ちなみに商品名の「シュンギット」は仏語読みだ。「シュンギット・プール・ロー」 200g 1万円/ともにオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 0120-09-1803
この石を扱っているのは、1803年創業のオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー。「総合美容専門店」の名のもとに、世界中から厳選した素材を用いてオリジナリティに富むコスメ製品を世に送るフランスのブランドだ。
さて石について詳しく見ていこう。まずはコップの中に入った黒い石。「シュンガイト」と呼ばれるこの石は、高濃度のフラーレン(炭素分子の一種)、シリカ、マグネシウム、カリウムなどを含有。この石を1Lの水に200gの割合で1日浸すと、肌を整える滑らかな化粧水が出来上がるというのだ。手作りの感じがいいし、人工的な香りがついていないのもいい。
そしてもうひとつの滑らかな白い石はジェイド(ヒスイ)。こちらはマッサージに使用する。化粧水やオイルを馴染ませ、ゆっくりと肌に滑らせる。目元や口元など気になる部分は入念に。バスルームでリラックスしながら使えば、肌はもちろん心にも効くという次第。
古来より、石にはさまざまなパワーが宿るといわれている。そして近年では、その科学的根拠も少しずつ明らかになってきている。そういったウンチクも理解できる。でも何より「石で肌を整える」という行為はとてもシンプルで清々しく、理屈抜きで心が動く。そう、感覚的に肯定できるのだ。そういう意味でこの石は、僕らをいい顔にして、いい気分へと導いてくれる「魔法の石」なのである。
 
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 加瀬友重=文


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