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目の前に姿を見せた「密輸者の入り江」

出港すると早々、左手には切り立った崖が現れ、ダイナミックな光景が続きます。まだ目的地ではないのに、思わず見入ってしまうほどの大迫力。この先にナヴァイオ・ビーチが姿を現わすのだろうなと、なんとなく予想がつきます。目的地はまもなくです。
船上はみんな水着です。気持ちいい!

そして、いよいよナヴァイオ・ビーチに到着。三方が崖に囲まれ、完全に孤立した入り江。そこに、一隻の難破船が佇む、世界でも類を見ないフォトジェニックな光景。陸路でのアクセスは不可能で、船でしか辿り着けないというロケーションもまた、ここの特別感を演出してくれています。
そして、いよいよナヴァイオ・ビーチに到着。三方が崖に囲まれ、完全に孤立した入り江。
切り立った崖に囲まれた不思議な環境。
これがその難破船。
ただバカンスシーズン本番ということもあり、観光パンフレットで見た、ビーチの上に船がひっそりと佇む様子とは少し違い、難破船のまわりは多くの観光客でごった返していました。ただ、その景観はやはり圧巻。入り江も、石灰質の海底が広がっているため、陽が差し込むとブルーキュラソーのように輝き、とても美しい姿を見せてくれます。
エメラルドグリーンの美しい海。
そして、いよいよナヴァイオ・ビーチに到着。三方が崖に囲まれ、完全に孤立した入り江。
クルーズしに来た人も、海水浴しに来た人も、ごった返して楽しんでます。
異様な光景ではありますが、どこかで見たような記憶があるのは、ここが映画『紅の豚』でポルコが秘密基地としていたビーチのモデルだからかもしれません。
ドーン! これが打ち上げられたままになっているのがスゴくないですか?
クリアなブルー、真っ白な砂浜、その舞台の中央に鎮座する難破船。異様な光景ではありますが、どこかで見たような記憶があるのは、ここが映画『紅の豚』でポルコが秘密基地としていたビーチのモデルだからかもしれません。
セキュリティではありません。観光客です。
船体は落書きだらけ。観光客の格好のおもちゃになっています。
この難破船、1980年代にタバコの密輸を行っていた船で、嵐に巻き込まれたか、警備隊に追われたとかで、この入り江に座礁してしまったそう。以来、ここは別名「密輸者の入り江」とも呼ばれているらしく、まさに隠れ家にするには最高のロケーション。あまりおすすめはできませんが、ボロボロの難破船は内部に侵入可能。海賊船、ではないけれど冒険気分を味わいたい方はぜひ。
 
次から次へツアー客がやってくるナヴァイオ・ビーチ。300人は乗っていそうなフェリーが来たところで、タイミングよく帰ることにしました。
ナヴァイオ・ビーチがいかに人気なのかがわかりますね。
海底土壌が石灰質のため、光があたるとまるでプールのような色合いに。
海底土壌が石灰質のため、光があたるとまるでプールのような色合いに。
こちらのツアー、アギオス・ニコラオス港に戻る途中、波で浸食されて自然にできたアーチ状のトンネルを潜ってみたり、ちょっとした洞窟にも立ち寄ったりしてくれます。
プカプカ至福の時間。
このあたりもとても綺麗な海の色をしていて、ボートが少しだけ停泊してくれるので、泳ぎたい人はみんな飛び込んでいました。ボートに日よけが少ないので、陽射しで火照った体を冷やすのにちょうどいいタイミングでした。


3/3

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