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2019.12.21

あそぶ

死ぬまでに行きたい島③ “妖精が住む”地底湖を持つ「ケファロニア島」

死ぬまでに行きたい島の旅●旅先(=非日常)で得るインプットは、男の日常のアウトプットに大きな影響を与える。1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんは、だから今日も旅に出る。連載「度々、旅。」の4シリーズ目は、死ぬまでに一度は行きたい、ヨーロッパの島の旅。
ヨーロッパの島々を巡る旅。前回までの西イタリアに浮かぶふたつの島から今度は、南イタリアのかかとの部分、バーリという港町から大型フェリーに乗り、ギリシャに向かいます。
 
イタリア半島南部とギリシャ半島西側の間の海を「イオニア海」と呼びますが、これも地中海の一部です。
首都アテネから見て東側がエーゲ海。今回のケファロニア島は西側に並ぶイオニア諸島のひとつ。詳細はこちら。
ギリシャの島々というと、サントリーニ島やミコノス島など、ギリシャ半島東側に広がるエーゲ海のイメージが強いのですが、こちらのイオニア海にも魅力たっぷりの島々があります。その中でもイチオシなのが、ケファロニア島。
ギリシャの島々というと、サントリーニ島やミコノス島など、ギリシャ半島東側に広がるエーゲ海のイメージが強いのですが、こちらのイオニア海にも魅力たっぷりの島々があります。
バーリからケファロニア島に向かうフェリー。バカンスに向かう大勢の若者で賑わっていました。
イオニア海に浮かぶイオニア諸島の中でも約800㎢と最大面積を誇るこの島。これまで紹介してきたプローチダ島やファヴィニャーナ島と比べても桁違いのサイズで、日本で例えると奄美大島や淡路島よりも大きいスケールになります。そして島の8割以上が山脈という緑豊かな島。
青々とした木々に凪いだ海。どこか日本の風景にも通じる趣が。
青々とした木々に凪いだ海。どこか日本の風景にも通じる趣が。
起伏が激しく、手つかずの自然に囲まれた地形で、観光にはレンタカーが必須。港に着いたらまずはレンタカーを探しましたが、あいにくどこも貸出中……。港から離れたところでやっと見つけたのは「フィアット・パンダ・4×4」、左ハンドルのマニュアル車でした。島内はオートマ車の数が限られているため、オートマ限定免許の方は事前予約をおすすめします。
エンジンをかけ、ギアを入れてっと。
レッツゴー!
レンタカー会社のステッカー。アリなのか、ナシなのか、絶妙なデザイン。
レンタカーを手配できたところで、早速観光へ出発。真っ先に向かったのは「メリッサーニ洞窟」です。洞窟といっても、内にある地底湖の上から光が差し込んでいて、湖面が真っ青に輝く神秘的な景色を見ることができます。
真っ暗闇の中で青白く光るカプリ島の「青の洞窟」とはまた違った美しさ。「妖精が住む湖」「青い宝石の湖」などの異名のとおり、幻想的な光景は大げさじゃなく「死ぬまでに見たい景色」のひとつです。
洞窟を光の方向へ向かって歩いていく。
真っ先に向かったのは「メリッサーニ洞窟」です。洞窟といっても、内にある地底湖の上から光が差し込んでいて、湖面が真っ青に輝く神秘的な景色を見ることができます。
上から光が射し込む場所に出ます。
真っ先に向かったのは「メリッサーニ洞窟」です。洞窟といっても、内にある地底湖の上から光が差し込んでいて、湖面が真っ青に輝く神秘的な景色を見ることができます。
洞窟内を降り、ボートに乗って地底湖を進むと一面ブルーの世界が広がっていました。


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