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「辞めても、離れても、結局はサッカーにつながっていく」福西崇史

アスリートとしての、サッカー選手としての価値とはなにか。社会に出て、どんなスキルで貢献できるのか。セカンドキャリアを充実させるうえで、たくさんの人とつながりながら、2人は今の自分、将来の自分にできることを探っている。

巻 サッカーって、準備してきたことがうまくいかないケースのほうが多い。だからこそ、問題提起能力、問題解決能力が養われるスポーツだと思うんです。
福西 常に状況が変わるし、その都度考えなきゃいけない。その意味ではアドリブ力も求められるよね。
巻 それらは、実は今の社会やビジネスでもいちばん必要とされている力でもあるはずで、でもしっかり実践できている人ってあまりいない。
福西 確かにね。社会にはたくさんの人がいて、それぞれが支え合って回っている。サッカーは団体競技だし、もともと支え合う意識はあったけど、外に出たらなおさら感じるよね。それにしても、サッカー以外にも福祉とか医療とか、本当に巻はいろいろチャレンジしてるな〜。

巻 そう見えるかもしれませんけど、どうなんでしょう(笑)。自分として考えているのは、社会性があること、サッカーに通じること。この2つから外れることはしないようにしています。結局自分はサッカーに育ててもらったっていう思いはあるし、外の世界で経験を積むことで、もう一度違った形でサッカーに貢献できるんじゃないかっていう思いもあります。
福西 結局は、辞めても、離れてもサッカーにつながっていくんだよね。巻みたいに活動してくれる人がいれば、サッカーと社会のつながりも強くなっていくし、アスリートへの見方も変わっていくと思う。そう考えると、スポーツ界全体にとっても巻は大きい存在かもしれないね。自分から海外にひとりで乗り込んで相当辛い経験をしたのも、今ではアドバンテージになっている。サッカーを辞めるっていう大きな不安を上回る、チャレンジの気持ちや強い覚悟があるからこそできることだとも思う。
巻 その分析力! さすが解説者です!

現役を退き、改めて考えるようになったものの中で「プライベートの時間」も大きいという2人。
例えば、家族とともに、もしくはひとりでのんびりと、ドライブを楽しむ。今回は実際にニューBMW「X1」のステアリングを握ってもらい、感想を聞いた。

福西 巻って運転するの?
巻 今は拠点が熊本で、九州内の移動は基本的に車ですし、東京で仕事があるときは家族を乗せて自分で運転してくることもあります。そこで家族とコミュニケーションが取れるのが、すごく貴重なんです。

福西 それはすごい重要だね! この車なら、車内も広いしラクなんじゃない?
巻 車高が高いから、自分たちみたいな大きい人でも運転がラクなのがいいですね。

福西 家族とのドライブも楽しいけど、俺は自分の時間という意味でもやっぱり車が重要かな。今までいろんなタイプに乗ってきたけど、「X1」はかなりスポーティな走りで好み。アクセルを踏んだらグッと加速して、グッと曲がるというか。
巻 熊本は自然に囲まれてるので、遊びに行くって言ったら、山や川が多いんですよ。その点でも、オフロードにも強い車は頼りがいがありますよね。

福西 俺も今度、愛媛の実家に車で帰ってみようかな。いや、でもすぐ途中で寄り道したくなっちゃうから、やっぱ長距離はやめとこうかな(笑)。
巻 いやいや全然大丈夫じゃないですか。でもその感じ、めっちゃ福さんっぽいですね(笑)。
4/4

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