死ぬまでに行きたい島の旅●旅先(=非日常)で得るインプットは、男の日常のアウトプットに大きな影響を与える。1981年生まれ、一児の父、オーシャンズ世代ど真ん中のトラベルエディター伊澤慶一さんは、だから今日も旅に出る。連載「度々、旅。」の4シリーズ目は、死ぬまでに一度は行きたい、ヨーロッパの島の旅。
チャオ! 前回はナポリ近郊のプローチダ島を紹介しましたが、今回はさらに南へ。シチリア島の西端に浮かぶファヴィニャーナ島に行ってみたいと思います。
アクセス方法は、毎年夏になると、Ustica Lines社がナポリからウスティカ島経由でファヴィニャーナ島行きのフェリーを運航しているので、そちらを利用するのが便利。事前に
運行状況を確認しておくのが良いでしょう。
または、シチリア島北西部の町、トラパニまで飛行機で向かい、そこから1時間ほどフェリーに乗って行くこともできます。
夏の間、トラパニまでは、国内線はもちろん、ヨーロッパ各国から直行便が飛んでいます。
フェリーのスケジュールが合わなかったため、僕は飛行機でトラパニまで移動。トラパニは、天然の海塩やアーモンド、ワインの生産で有名なものの、これといった見どころもなかったので、早速、港からフェリーでファヴィニャーナ島に向かうことにしました。
2/3