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「シンプルな分、サイズ感が大きなカギ」


鳴海さん アカ抜けた感じが出てますよね。全体的にユルめなんですけど、それがダラシないというよりは大人としての余裕を感じさせる。
徳野さん ユルめなんですけど、決してサイズがオーバー過ぎではないんですよね。
戸塚 睦さん(23歳)「デンハム」ショップスタッフ
鳴海さん サイズ感ですよね。シンプルな分、やはりサイズ感が大きなカギを握っていると思います。こちらの戸塚さんはわりとがっしりとした体型でしたけど、緩やかにテーパードがかっているパンツがいい。これがダボっとしていたら、野暮ったく感じてしまうかもしれません。
徳野さん ボトムスでバランスをとり、シュッと見せていますよね。トップも程良くゆったりめで体のガッシリ感を自然に見せています。これがタイトだったらと思うと……。
鎌田祐西さん(30歳)アパレル関係
鳴海さん スナップ中、二人で話していたのが、女性よりも男性のほうがシルエットは大事なのかもと。誤魔化しがきかないというか。
徳野さん トップスとパンツの丈や太さのバランスなどは、気を遣ったほうがいいかもしれませんよね。
鳴海さん こちらの鎌田さんもカバーオールとチノパンの“ザ・アメカジ”的アイテムチョイスですが、パンツに細身を選び、トップとのメリハリをつけたことでスタイリッシュな雰囲気。
徳野さん パンツのシルエットは特に大事だと思います。
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「セットアップは、“ハズし”がおしゃれの分岐点」

山田英理人さん(30歳)広告代理店
—セットアップの方にも声を掛けてらっしゃいましたよね?
鳴海さん やはりセットアップはメンズカジュアルのトレンドのひとつでもありますからね。みなさんにもぜひセットアップは着てもらいたいです。ただ、その際は、オンスタイル的心境ではなく、あくまで肩の力を抜いて。
徳野さん 山田さんは、キレイめになりがちなセットアップに対して、デニムのシャツをハズしで持ってきているところがうまいですね。やはりどうハズすかがポイントになると思います。
鳴海さん 本来であればカッチリ着てもおかしくないところですが、胸元、メガネ、バックパックなどであえて抜け感をつくり、黒のシューズで引き締めるバランスの良さが光ります。これが茶系の足元になってくるとぼんやりしてしまうのかなと。
徳野さん 足元はスニーカーでもかわいいですよね。ニューバランスの993とか991とか。
岩本倫敦さん(38歳)「アイウェア メビウス」スタッフ
鳴海さん 岩本さんはジャケットとスラックスをトーンオントーンで合わせ、セットアップ風に見せています。全体的にオーバーサイジングで、スラックスの丈も短め。そこが絶妙で、さらにTシャツをインしちゃうといい子ちゃんになりやすいので、アウトしながらうまく抜け感を出していますよね。

徳野さん 全体的にシンプルですけど、パンツのサイジングやメガネなどの小物で個性をプラスしているところが上手いなと思いました。今回は白のスニーカーを合わせていますけど、カラースニーカーでも可愛いかなと思います。パープルとかピンクとか、あとブルーのコンバースとか。この方は履かないかもしれませんけど(笑)。
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