腕時計を嗜むほど、TPOに即した着けこなしを重視したくなる。3種の替えストラップが付属するラドーの限定セットなら、新たに“F”まで考慮可能だ。“F”とは何か? それは、ラドーの歴史を紐解けば、おのずと見えてくるのだ。
腕時計は、パーソナリティまでも表現できる道具だ。人からどう見られるかが問われる年だからこそ、選びに加えてTPOに応じた着けこなしも重要となる。そこで、ラドーによる替えストラップ付き限定セットだ。付属するのは、美しく磨かれたステンレススチールのブレスレット、使い込むほどに味わいの出そうなレザーストラップ、アクティブさを漂わせるNATOストラップの3本。腕元の微差にも手を抜かない、ラドーの美意識の賜物だ。
歴史を振り返れば、ラドーは「美」と真摯に向き合ってきた。それはデザイン性のみならず、耐傷性にもこだわってきたことからも明らかだ。グラデーションしたカラーダイヤルが美しい創業時の名作「ゴールデンホース」に始まり、その後、時計で初めてスクラッチプルーフ性能を持つ「ダイアスター1」が登場。
’90年代にはアメリカのグッドデザイン賞を受賞した、世界初のフルセラミックスウォッチ「セラミカ」が、デザインと機能を融合させたひとつの集大成となる。その後もセラミックス素材への飽くなき挑戦を続け、アーカイブへのオマージュも忘れない。過去と未来を縦横無尽に往来し、独自の美意識に磨きをかけているのが、ラドーなのだ。それはファッション性を重んじ、時計を自由に楽しむ精神そのものだ。
そこで、替えストラップの話に戻る。ベースモデルに、’60年代に誕生した人気ダイバーズウォッチ「キャプテン クック」の現代版を選択して、過去と未来をつなぐ、巧みなバランスを表現している。
結果として、繊細な美意識の持ち主というパーソナリティが色濃く映し出されるだけでなく、ストラップの付け替えにより、TPOに合わせた着けこなしも可能に。否、それだけでなくTPOに“F”まで加えられるのだ。“F”!? それはファッションのFであり、時計を楽しむフィーリングのFだってことは、もうおわかりだろう。
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