ブラック、ホワイト、グレーで切り取られたモノクロームの世界観。NYモードが“カッコイイ”と知った「原点」は、言わずもがなのこのブランドだ。折しも’90年代がリバイバルする昨今、漆黒を纏ったシンプルウォッチに、再び心が躍る。
シンプル・イズ・ザ・ベスト
そのカッコ良さを改めて実感する
大胆なブランドロゴや、マリオ・ソレンティやアーヴィング・ペンがファインダーに収めたモノクロ写真。僕らを熱狂させた1990年代は、まさにカルバン・クラインが牽引していた。刷り込みのようなこの原体験は、染み付いて消えることはない。
そんなファッション好きでなくとも、このブランドは“シンプル・イズ・ザ・ベスト”という概念を知るきかっけになったはずだ。漆黒を纏った腕時計を手にした今、そんな記憶が蘇る。色落ちによってこなれたブラックデニムの上下に往時を彷彿させるロゴTシャツ、そこにアクセントとして腕時計を利かせて。こんな装いを改めて格好イイと実感するのだ。
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