決定、マイ・ベスト・ジーニスト2019!
ーーきっついお言葉ばかりをいただいたのでフラフラです。最後に、迷えるデニムおじさんを勇気つける意味でも、どんなデニムが格好いいのか、教えてください!熊倉 おじさんとブラックデニムは、相性がいいと思う。インディゴのアクの強さが軽減されて、色落ちしていてもグレーになっていくから、そのあたりもマイルド。
富瀬 その色みが結構重要だね。黒デニム&革ジャンでハーレーにまたがるような世界観だと、男クサすぎてしまう。たじろぎますね、圧が強すぎて。
ーーモードな黒、あるいは、ツヤツヤした黒はいかがでしょう。熊倉 そうじゃないんだよね。
岡泉 ナチュラルにはいてほしい。
富瀬 私は、白もいい。清潔感ポリスとしては。
岡泉 私も! この人みたいにさりげなく上品なのがいい。
熊倉 マディソンブルーのスタッフさんですから、その辺はさすがですね。
ーー黒に白。デニムの魅力はインディゴだけじゃない。ということがよくわかりますね。富瀬 いろいろな服を着てきたからこそ、インディゴ一辺倒じゃなくて、冒険をしていったうえで自分らしいデニムを選んでいる。そういう人が素敵に思えます。デニム・オン・デニムみたいなのもいいですね。
ーーデニム・オン・デニムはワイルドと背中合わせですけどね。富瀬 そこで、清潔感が大事になるんです!
岡泉 私は、前に少し触れましたけど、細いテーパードを自然にはいている人が好き。
熊倉 Gジャンをコートにインするようなレイヤードもいいよね。デニムの武骨さを理解しているから、あえて「挿しデニム」にすることでインティゴの味を楽しんでる。
ーーこれからのデニムはどうでしょう?熊倉 クリースが入っていたり、トラウザー型だったりと「デニム見え」しないものはますます市民権を得るようにも思います。パンツが多様化しているなかで、絶対デニム!みたいに肩肘張らず、シルエットや素材感がいいから、ひとつの選択肢として選んだ、くらいの自然さではけるデニム。
富瀬 お店に行ってきちんと時代と、今の自分にデニムをアジャストさせるのがいいと思います。ネット時代だからこそ、ショップでの体験を!
岡泉 ストローおじさん、浮き輪おじさんにならないように!(※詳細は
こちらの記事で)
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