OCEANS

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FILE1:
「俺のデニムってさ」おじさん

「これこれ、懐かしいね〜!」と盛り上がる女性陣。
ーーあっという間に経ってしまった10年の間に、デニムを取り巻く環境も変わりましたし、我々も年を重ねました。みなさんは今も変わらぬ美貌で羨ましい限りです。さて、今回のトークテーマは「こんなデニムおじさんはイヤだ」なのですが……。
富瀬 いいおじさんになってまでデニムのウンチクを語りだすのはイヤですね。何を褒めてほしいんですかね?
熊倉 まぁ「いい色落ちだね」くらいは言えるけど。長々と付き合ってはいられない。
ーー若い頃ならば、語ってもよかったんですか?
岡泉 そうですね。若かりし頃なら、そういうイキリも許せたかな。40歳を過ぎたら「もうよくない?」ってなる。勝手に好きでいるぶんにはいいんですけどね。気持ちのシェアは、ごめんなさい
 

FILE2:
育てる&とっとく「ひとりアーカイブ」おじさん

女性陣のトークは、デニムの「育てる」問題に発展。
岡泉 あとイラつくのは「育てる」って言葉。洗わないでおくとは意味がわからない。デニムを育てる以外に、育てるべきものあるでしょ? あなたには。
ーーむぐぐ、強烈です!
富瀬 洗わないデニムの、あの独特なニオイを知ってしまってるから……。やめてほしいよね。あれはキツい。持っているなら即、洗うべし。
熊倉 手塩にかけて味を出しているから、思い入れは強いんだろうけどね。でも実は私、50歳くらいの枯れた感じの男性が、自分で「育てた」雰囲気のデニムに白Tとかでシンプルにまとめているのは、結構好き。ただ、これを語られても困るんだけど。
富瀬 わかる。さりげなく、黙ってはいていてほしい。あと、はかないデニムを後生大事にとっておくのってイヤじゃない?
岡泉 イヤだよね。うちの夫も気に入ったものは捨てずにとってあって、Tシャツとデニムは、同じようなものが山ほどある。意味がわからない。
熊倉 ひとりアーカイブね(笑)。さんざん育てて、洗わずにアーカイブされていく。
一同 それ!
富瀬 ちょっと太ってはけなくなっても「いつかはこう、明日はこう」って。あすなろ物語かよ!
ーーひとりアーカイブしているデニム、ありますね(苦笑)。痩せる予感は、ないんですけど。
一同 でしょ!


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