そんなネコにまつわる仕事をされている五十嵐さんのインスピレーションの元となっているのは、家にいるミルクとココア。「ふとネコたちを見ると『何かやってるな』って。そのいろんな姿や表情に、想像力がかき立てられるんです」。
職人がモノ作りをしているときに考えこむ姿と、ネコがじっと外を眺めている姿。こういったおたがいの何気ない行動や雰囲気に、波長が合うと感じることも多いそう。
意外にも家でネコを飼うのはミルクが初めてだという。朝、目が覚めたときに枕元にネコがいることや、家に帰るとネコが待っていてくれることに、毎日幸せを感じている。ミルクとココアをかまう姿から、その溺愛ぶりはおわかりいただけるだろう。
そして、仕事のオーダーを受けていろんな家のネコを目にしたり特徴を研究したりするたびに、よりネコのことが好きになると話す五十嵐さん。
どんな行動をする? どんな表情をする? どんな色や柄の子がいる? どんな性格? 五十嵐さんの感性を刺激し頭の中にあるのは、いつだってネコたちだ。
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