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実際の別注ブーツの全貌をココに、徹底解剖!

――さて、肝心のコラボブーツがこちらです。改めて、藤井さんからポイントを。
藤井 インラインのバックジップブーツにビブラムソールを付けました。ベージュと黒の2色あるんですが、実は別注と呼べるのはベージュのほう。一応、黒はインラインにもあったんで。それで、ベージュのカラーサンプルを渡して、この色に仕上げてもらいました。
グイディへのノンネイティブ別注ブーツ。
これがグイディ別注ブーツ。ビブラムソールが武骨な雰囲気。16万9000円/ノンネイティブ×グイディ(ベンダー 03-6452-3072)
――ノンネイティブ恒例ともいえるベージュカラーのコラボシューズ。色のムラ感も雰囲気満点!
藤井 製品染めなのでオイルが滲み出てるんですよ。レザーは、黒がベビーバッファローで、ベージュがホースですね。実際、工房に渡したカラーサンプルはもう少しグレーが強かったんですけど、上がってきたこの色もいいなと思いまして。
種市 いいなぁ、コレ。手持ちのグイディにはない色だから、両方とも欲しくなっちゃうわ……でもなぁ……どっちかと言えばベージュか……いやいや……。

藤井 種さんには両方買ってほしいなぁ。グイディ・ファンなんですもんね?
種市 ちょっと待て(笑)。まずは一回履かせて。
藤井 どうぞ、どうぞ。
――新品だと、シャフトがこう、斜めになっているんですね。

種市 これがグイディのキモでもあるんですよ。履くとその人に合わせたシワが自然に生まれる。
藤井 僕と種さんの私物を見比べても、シワの雰囲気が全然違いますよね。
ノンネイティブ別注を履き、自分のグイディ・コレクションと見比べる種市さん
今回のノンネイティブ別注を試着し、自分のグイディ・コレクションと見比べる種市さん。「オレ、この色好きなんだな」と、この日履いていたサンダルを見てポロリ。
種市 そうだね。これもいい感じに育ちそうだな〜。ちなみに何足作ったの? 限定?
藤井 限定ではないですけど、レザーの仕入れなどの関係で、かなり少ないです。
種市 ……そうやって危機感煽って、ズルいぞ。
藤井 そういうヨコシマな気持ちはないですよ(笑)。ただ、歴代のコラボの中でも、いちばんニッチなアイテムではあるんで、売れたら嬉しいな〜という素直な気持ちはあります。

種市 でも、一回の売り切りというよりも、息長く売り続けていってほしい気もするなぁ。ベンダーに行ったら必ず置いてある、みたいな。そういう普遍的なブーツだと思うから。


5/5

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